現ちゃんの告別式

現ちゃんの告別式に行って来たので、
行きたくても行けなかった方に向けて、
つたないですが、僕なりに報告します。


僕が着いた時はもう既に人が一杯だった。
お焼香するホールはかなり広いのだが、そこにも人が入りきれず、僕らは外で待ってた。
外の待機所のような場所もかなり広いのだが、知人関係者、そしてファンの方が大勢で、
待機所だけでは済まずに、道路に長い長い列が出来てた。
元ちとせさんが弔辞のあと「ワダツミの木」を歌った。
レピッシュのメンバーはそれぞれ別れの言葉を言って「ハーメルン」を演奏した。
恭一、達、マグミ。今日は雪好もいる。
待機所の一番前に大きなモニターとスピーカーがあって、
中の様子が見えた。
とにかく大勢の人だったので、一番後ろに並んでいる人には見えなかったかもしれないけど、その心配りは嬉しかった。


昨日は通夜で、ファンの方には告知されていなかったけど、
それでも沢山の方がお別れに来てた。
通夜の晩に居合わせた人が教えてくれたんだけど、
「早すぎる事をのぞけば最高の死に方だった」っていってた。
亡くなる前の最後の三日間は自宅にメンバーや友人が大勢駆けつけて、
一人一人と最後の挨拶が出来たって聞いた。
意識が混濁してる時間もあったらしいけど、誰かが来るとパッと意識を取り戻した。そして話した。
最後まで「痛い」って周りに言わなかった、強かった、いやきっと優しかったんだと思う。
臨終の時には、自宅で数十人の肉親や友人に囲まれて見守られていたと聞いた。
「いい死に方って言葉があるならホントいい死に方だった」って教えてくれた。それにしても早すぎる。


本人の意思もあったのだけど、それを実行して、大勢のファンの方々が参列出来る機会を作ってくれた、
葬儀に関係した方々、とりわけ現ちゃんの所属事務所の方々には、参列した一人としてとても感謝してます。


遺影は現ちゃんらしい、ガバッとした笑い顔だった。すんごい笑顔なんだけど悲しくなる笑顔だった。
焼香した。


焼香の列は長い間途切れず、出棺の時間は予定より大きく遅れたと思う。
道路に溢れる列を見て、改めて、愛されてたんだなぁと思う。
臨終の時は肉親と友人に暖かく見守られ、出棺の時はさらにこんなに沢山のファンの方にも見送られるって、こんな事あるだろうか。


出棺の時、喪主の理央さんがあいさつされた。
愛情に溢れる態度と言葉に胸うたれた。
その中で、亡くなる直前の現ちゃんの言葉が紹介された。
「僕はシリウスになる」
現ちゃんやるなぁ。あんた生きてる時もやる男だったけど、死んだ後もそうなんだな。
星になるって話は聞いた事あるけど、その中でも一番輝いて、一番よく見えるシリウスになるって
宣言したんだな。
さすがだ現ちゃん。さすがだよ。
現ちゃんなら、きっとなってると思うから、
シリウスみたら、感じよう。


早いね早すぎだよ。でもそれ以外は全部素敵。生涯も今日のお式も。
ありがとう。
おつかれさま。