POLYSICS in Wireless Festival

daimas2007-06-19

帰ってきました。
言いたい事が莫大にあって、ナニから言い始めればいいのかよく分からず、混乱してるけど、
一番強く感じたことは、
こんなバンドは、やっぱりどこにもない。
ハヤシくんのクレイジーさと、バンドがもってる基礎体力、それからエンタテインメント性、
オリジナリティとハイテンションなエナジーは、どこの国にいっても
「うわぁ、こいつらすげぇっ」って、見てる人に言わすパワーがあるんだなあって、
今更ながら、そんな事思った。




日本にいる僕らは、何度もライブ見てるんで、ちょっと慣れてる。
でも僕らが普通に感じてる、「ポリならこのくらいいつもやってるよ」って事は
当たり前の事ではなくて、イギリスでもひと際異彩を放って輝いてた。
やっぱ、ただもんじゃないぞ。
道歩いてても、テレビみても、音楽とりわけロックが生活の中にかなり密着してるこの国でも、
ポリシックスはほんとすげえな、一体なんなのあんたち」って反応が
客席からもバックステージのミュージシャンからも寄せられるって、これほんとスゴい。
ポリスックスは完全にワールドワイドで通用するっていうか、
通用するどころでなくて、突出してんじゃないかって思える瞬間だっだよ。


フェスのサイトで、リイアルタイムにストリーミングされてたらしいですね。
もっと早くに正確な情報が来てれば、オフィシャルで告知出来たのになぁって、マネージメントのスタッフも残念がってました。
「着いてみたら、そうなってた」
って事が多くて、外国は。
ライブハウスの公演でも、日にちがずれたり、会場が違ってたり、
信じられないようなすれ違いが山盛りなのが日常なんで、
しかもフェスなんで、すいません。
ほんとにストリーミングされんのか、されないのか、最後まで誰も分かんなかった。
現地のスタッフによれば、Wirelessはなかなりしっかりとオーガナイズされたフェスだって、評判だった。
時間もあんましずれないし、細やかな打ち合わせはあるし、
でも、やっぱし、伝わらない事もいくつかはでて来ちゃうんですね。
見逃した方、すいません。



以下、だいぶ長いので
気が向いた方は続きを見るで、お願いします。



初日はリーズ。
ここは一体どんな都市なんだろう。
駅前は盛んだけど、会場のhare wood houseのあたりは、見事になんも無い。
ただただ、芝生が広がってる広大な土地に、突然フェスが出現する。
今朝まで雨だったんで、芝生が田んぼみたいになってる。


背中が泥っす。こんな人一杯

お前も泥になれって、誘われたので逃げる

リーズのポリはすごい輝いてた。
ハヤシくんの第一声
「 Wireless at leeds OR DIE!!!!!」
すっごいウけてた。
あ、これは英語圏の人にとっても面白いんだって、そこで思った。
「P!」から始まって僕らにはなじみ深い曲が続く。
見てる彼らにとっては初めてだから、「なんじゃこりゃ」って感じなんだと思うんだけど、
ステージが進むにつれて、
日本人とか、珍しいとか、そんな事を通り越して、単純にポリを楽しんでる人がどんどん増えてくる。
それはとても感動的な光景だった。


ニューウェーブジャケット』でのハヤシくんの腰つきとか、
カヨちゃんのポンポンとか
『Baby BIAS』での高速エアロビみたいなフリとか
僕らにとっても楽しいもんは、こっちの人にも相当楽しいんだなってのが、改めて分かって、かなり嬉しかった。


実は日本でやってる事と何も変わってない。
でも、それは実はスゴい事だったんだ、ポリはやっぱりすごいんだって、
小学生みたいに驚いた。それはとっても誇らしい事だった。

楽屋戻る。やっぱりリーダーの背中は濡れてる。

楽屋にどんどん人が訪ねて来て面白かった。
気軽に「サイコー」とか「今度いつくんの」って声かけてくるバンドマン多い。
ふーん気にしないようで気にしてたんだ、見たらよかったから話かけるんだなぁって、
そういうシンプルな反応がなんかいい。

楽屋にカイザーのメンバーやって来て、
「よかったよ相変わらずカッコいいね」みたいな事言って
「俺たちこれからでるんだけど、ハヤシくんもでない?」って英語で聞かれてた。
「ごめんごめん、今日はこのあとも用事があるんで、明日じゃダメ?」って英語で返すリーダー。
うーん、ワールドワイドな男でないか。やるなぁ。明日ってハイドパークだぜ。



会場から車で帰る。
夜の10時なんだけど夕焼け。遠いとこまで来たなあ。


二日目はロンドン。
昨日より会場もデカイ。人も一杯。
アトラクションも多数。

竹馬先生竹馬生徒

ステージもデカイ

イギリスに来て、なにやらアウェイな雰囲気を全身で味わうと、一々ちょっと感傷的になる。
イギリスのフェスでメインステージに立った事ある日本人て、ポリ以外では誰だっけ、
ハイドパークのこんな大きなステージで演奏出来る人って、何組いるんだろう。
そんな事思ったりする。

リストバンドにMAIN STAGE ARTIST  SUN って書いてあるだけで、泣けそになる。


始まっちゃえばこんな感じ

こんな感じ

こんな感じ
サイコサイコ


最後の3曲
カジャカジャグー、シーラカンスイズアンドロイド、Baby BIASのあたりは相当に盛り上がってる。
リーダーのMC「GO FUCKIN' CRAZY」がハマリ過ぎてる。
よろこんでる人といちゃいちゃしてる人

Baby BIASではハヤシくんに合わせてみんなで拍手、あ、これ見た事ある、でもすんごく新鮮。

とびっきりのGOOD JOB終えて楽屋へ
すぐにフォトセッション



ビールと水はやたらある
なぜかヤノくんはスイカジュース
(そんなに美味しく無かったらしい。半分残した)

楽屋のケイタリングは感激するほどウマい
やるなぁワイヤレス。


とまあ本番は終わって、
リーダーは強烈な一仕事。
昨日はああいったけど、ほんとに今日カイザーのステージに出るんだろうか。
あ、やっぱ呼ばれた。
一曲だけど、全力。
さすがにカイザーの写真はない。
ボーカルのリッキーはとにかくハヤシくんと並んで『Baby BIAS』のフリを一緒にやりたかったらしんだけど、
ハヤシくんは全力でステージを駆け巡ってて、気付かないとこが相当に面白かった。
あのほら、サッカーでシュート決めた人とそれを追っかけて抱きつこうとしてるチームメイトみたいな。おっかけてはないけど、目が呼んでる。
ようやくならんでダンスして、
最後はリッキーがオーディエンスを巻き込んで全員で「ア・リ・ガ・ト POLYSICS」でおくられる。
うーん、いい光景。


一曲でワンステージ分疲れたとつぶやくリーダー



うーん、とにかくですね、
こんなバンドはどこにもいないですよ。
どこででも通用するですよ。
通用じゃ言葉がヌルいっす。
ポリを知ってる僕らみたいな日本人が、あの光景みたらきっと涙ぐむと思う。
あそこにいて初めてポリを見たイギリスの人たちはきっと相当に驚いたし、楽しんだと思う。


ハヤシくんの出番終わって、みんなでカイザー見る。
日本語話す人、英語しか話さない人がワラワラと寄って来て、写真大会。
あ、喜んでもらえたみたい。
かなり、いい日だった。


今日のヘッドライナーのカイザーは半端ない人気ぶり。他のステージやアトラクションに散ってたお客さんも大集結して、その全員が歌ってる。
現地のテレビでしか見られなかったけど、昨日のヘッドライナーのダフトパンクのもメチャクチャ盛り上がってた。
今日はいい日だったけど、POLYSICSの野望はまだまだこんなもんでもない筈で。実力だってそうですよ。
ね、いつかは。
長い階段だけど、すでに一段目には足をかけてる。
応援よろしくお願いします。



翌日はイギリスからの帰りには必ずよるらしいヒースロー空港内のオイスターバーで、
生ガキ食べて、お疲れさま。
えっこれから飛行機にのるのに生ガキですか。
みんなあまりにも美味しそうに食べるので、一個食べたらもっと食べたくなって、結局3個食べた。
イギリスに来て一番美味しい食べ物だった。

「ハイドパークでカジャカジャヤグーって叫べて嬉しかった」ってハヤシくんが言った。
「バンドやってて良かったなあ」って言ってた。でもきっとこの後もそんな事が一杯おこると思う。



日本にポリシックスがいて、僕らは彼らのステージを生で見るチャンスが一杯ある。
それは、とっても素敵な事なんだって、改めて思う。
そして、それが地球レベルでおこる可能性もないではない。
他の星の人からうらやましがられるよな、そんな時代もあるかもよ。
まずは、アメリカとイギリスで。そっからですね。
まずは。


長くて、すいませんね。あつきあいありがとうございます。
身びいき気味かもしんないですけど、全部ホントに思った事ですよ。
ではまた。