銀杏BOYZの野音

ほんとは17日にあったんだもんね。
もちろん、まるまる見てさ、いろんな感想があるんだけどうまく言えない。
周辺の事はすんごく沢山、言いたい事が沢山あるんだけどね。
峯田の日記に時折でてくるルミちゃんと始めて会った。
人として、ものすごくチャーミングな人で、えらく感動した。
村井くんがまぶしかった。
打ち上げで白夜書房の末井さんとカメラマンの神蔵さんとお話出来た。
お二人とも銀杏の事が大好きで、特に末井さんは年齢的にも大先輩でもあり、
大学の時に愛読してた雑誌の編集長でもあり、
卒業してから愛読してた雑誌の編集長でもあった憧れの存在だったので、
なんだか話すだけでも舞い上がり気味だった。
しかも、銀杏が好きなんだからあら大変、そんな事って偶然なんだろうか必然なんだろうか。
嬉しかった。
野音mF247の丸山さんをお見かけした。
なんか感想書いてあるかなと思ってブログを拝見したら、肩すかしを喰った気がしてガッカリした。
個人的な感想でしかないけど。そう感じてしまった。
褒めてあってもけなしてあっても別にいいけど、あの褒め方はど真ん中を外してると思った。
生意気言ってすいません。
アンコールが終わって直ぐ、イノマーと少し話す。
僕らは随分昔から知りあいだけど、最近とんとご無沙汰。
たまには話でも、来週か再来週。全くテーマは無いけど話でも。そんなこんなで立ち話。
楽屋にも近寄らず、今日の感想を抱きしめるようにして帰る後ろ姿カッコイイ。
メールします。


などなど、周辺の事は書ける。むしろ言いたい。
でね、肝心の野音の中味の事になると、いろんな思いが交錯してうまく言えない。
始まった瞬間の感想は、野音も銀杏にとっては小さいんだなぁ、そう思った。
渋公の時も思ったけど、あの渋公の三階の席までビッシリ熱気が渦巻いてるの見て、
すんげえなぁと思ったけど、野音でもそう思った。
椅子席をグルリ取り囲む立ち見のお客さん。
滅茶アツくてさ、声デカイんだもん。
こんなとこまで届いちゃうってのはなんなんだろう。
どんなにステージが小ちゃく見えても、もっと遠くまで届くんだろうな。
野音でも小さいんだなぁ、そんな事思った。

野音の銀杏、すんごく素敵なライブだった。それは間違いない。
僕が勝手に考え込んでるのはこんな事だ。
今年は銀杏のライブ一杯みた。
この夏はことのほか見たような気がする。
ひたちなかライジングもチッタもリキッドもゼップも。
その時その時、全力以上の全力で立ち向かう姿は、それだけでもう、胸にくるものがある。
どこでも、そうやってるさ。
でも場所は違う。
彼ら自身が作った場所、他の人に招かれた場所、ライブハウス、公共のホール、イベント、フェス。
どんな場所でも彼らは全力でやってるけど、僕の感触はそれぞれ違う。
全部よかったんだけど、すんごいよかったんだけど、
どれがホントは一番サイコーなんだっけ。
客席から見てる僕にとってはどれがサイコーなんだっけ。
メンバーにとってはどれなんだろう。
いろんな場所で見せるいろんな表情を見て、訳が分かんなくなってるだけなんだと思うんだけど。
メンバーは軽く笑って、どれもサイコーって言うのかもしんないんだけど。
僕は銀杏のライブでは内側の人ではない。
ひたすら「客席から眺めてる人」ってだけの存在なので、僕がどう思おうと
なんの影響もないんだけど、あれこれ反芻するんだよ。
野音の銀杏、すんごく素敵なライブだった。それは間違いない。
でもね次のライブはまた違って、また別の、すんげえサイコーをやっちゃうんだよなぁきっと。
なんなんだろうね。
考え込むのも無理ないような、そんな事考えてる方がオカシイような。
分かんなかったら、次見ろって。
そういう事か。
でも、それは終わりないぞ。
終わんなくていいのか、進行形でいいのか。
そういうことかも。