ライジング

金土とライジングに行ってた。
いろいろと最高。それじゃあ中学生みたいな感想だな。
仕事してる身としては、やっぱり仕事に関係あるバンドが、そのバンドのポテンシャルを最大限に発揮するライブやってくれると、嬉しい。
そんな時は、ついつい、他のバンド見てもハッピーになったりして。
フェス自体が素晴らしくても、肝心の担当アーティストがしょんぼりしたライブやってるとブルーになったり。
僕の担当アーティストつっても、いないんだけどね。
今回の最大の目的はPOLYSICS銀杏BOYZ
タイプは違えども、すんごいライブやってた。とても嬉しい。
ポリと銀杏、全く違うバンドで、もってる物語も違う。出演日も違う。でも、ライジングのライブはほんと良かった。
それは、偶然だろか。そうとも言える。
でも、偶然でない部分も確かにある。
ロケーション、スタッフの気働き、観客のウェルカム具合、いろんな要素が絡み合って醸し出される『フェスの空気』が最高だったんだ。
そういう空気に包まれて、持ってる魅力を全部だす、または持ってる物以上のモノを出しちゃう、そんなアーティストも多数いたはず、と思う。

東京から気軽に行けるフェスのイイとこは沢山ある。絶対に日帰りできないけど、覚悟決めていかなくちゃいけないけど行くってフェスには、そこでしか味わえないイイとこが沢山ある。
そんな事を、例年にまして感じた。
いろいろと最高。


仕事以外では、QYBとリリーさんが見たかった。
QYBがやる、ボヘミアンガーデンは遠い遠いとさんざん脅かされて、しかもザンザン降り。
「どうします。」
「いくしかないでしょ」と小野島大さんと二人旅。
マジ降り、しかし屋根無い。
そして、ライブ
最高。
ヤマジ、キュウちゃん、ベラちゃん、ほんと良かったよ。おらぁDIPの、ヤマジのファンでホント良かったよ。
雨だしなぁ、行くのやめっかと諦めないで良かったよ。
ねぇ、小野島さん。
僕らは、そんなに仲いいって訳でもない。一年に一回、ライブ会場で顔を合わすか合わせないか。
会っても軽く会釈するだけの事も多い。
でも、たまたまあの時は二人で歩いて行った。
そして二人で見た。
そんな事も不思議だった。

QYBってユニットみたいなモンなのかなぁ。
僕としてはこれはずっと続けて欲しい。
また見たい。
とっても見たい。

リリーさんとは楽屋であった。
「銀杏みたいんだけど、時間がかぶってる」彼は残念そうだった。
ブラックホールの時間が押してるからちょっと見られるかも」そんなミニ情報も入ったけど、実際に押してたけど、本番直前はなにかと忙しくて、リリーさんは銀杏を見ることが出来なかった。
リリーさん、猫さん、滝さんのトークショウは90分を越えてたので、僕の方は銀杏のステージが終わってから、結構な時間見ることが出来た。
この辺は、アーティスト本人と、ぶらぶらスタッフの違いだなぁと思う。
やる気なさそな、体温低そな、そんな佇まいの裏側の、鋭さっつうか、冴えてる感じっつうか、なんつうか、リリーさんでした。
猫さん、ブラックホールの外に出て来てミニライブ。テンション高い。
ロック以上にロックしてた。


キングブラザース。絶叫にせつなくなった。人を狂わす音楽だね。危険だけど、聞いたほうがいい。
ピーズ。懐かしい曲も多数。最新チューンも披露。もうすぐ40でも悪ガキっぷりが、ピーズ。
あふりらんぽ、始めて見た。一曲目から、あの間と世界に引き込まれる。すごいね。
Strange Love Psychedelico、遠くで見てた。遠くから流れてくるのが心地いい。そんな楽しみ方も。

見たアーティストあげていけば、キリがないほど今年は見た。
気持ち良かったので。
もう一つだけ言いたいけど、アジカンがとても印象に残った。
サマソニの方がキレてたって教えてくれるアジカン通もいたけど、僕はサマソニでは見てない。
そんなの受け取る方の勝手じゃない。僕はとても、楽しめた。
何年か前にミッシェルガンエレファントが出てるフェスがロックフェスって感覚無かった?
僕だけだろうか。確かにそんな事あったんだけどな。
今年って、誰なんだろう。
いろんなフェスに忌野さんとやクレージーケンさんのようなベテランが出てる。それは大事。
もちろん、若い代表選手もいないと。
新人がいて、ベテランがいて、そして今が一番光ってる、現代を代表するアーティストが、その年のフェスを牽引していかないと。
オールナイトで休憩明けの深夜一時。アジカンが出た時間帯って、そういう意味なんじゃないだろか。
そこを引き受けて、期待されている以上のアクトをやれる彼らはすごいなぁ。
まぁね、仕事の上では一切関係ないし、自分でもそんな感想を持つとは驚いたけど、そう思った。
来年、再来年とさらに沢山の「その時代を代表するアーティスト」が登場して、フェスのど真ん中を担うようになったら、きっと面白いだろうなと思う。

僕らの仲間から、一組でも二組でも、そんなアーティストが生まれたら、かなり幸せ。
そんな事も思ったよ。


昨日の写真が誰なのか分かりにくいって?
そうかもね。でもね、こまごま全部キャプションつけてくと、オフィシャルな感じが出ちゃう。
個人の日記だからいいやって意味で写真を使わせてくれたアーティストもいるんだよ。
だからね、微妙なとこ。
分かりにくそうな人を説明しとくと、最初の写真はエマーソン北村さん。
酔っぱらってる上にブレちゃったのはハル。
黄色いカッパの人は小野島さん。
アップはYOKOちゃん。
スープ飲んでるのは勝手の武藤くん。
最後はライジングのプロデューサー、WESSの山本さん。素敵なフェスに感謝を込めて。