the telephones

daimas2008-05-30

アルバム「JAPAN」の発売ツーアのファイナル。DUO。
早々にソールドアウトしてた。アラバキ終わった翌週くらいか。
気分的にthe telephonesとは今日が初仕事っぽい。
マネジメントの実務としては4月から始まってたけど、それはついて行くだけで、すでに決まっていたスケジュールをなぞる以上の事はやってない。
いくつかのアイディアを出し合って、環境を整備して、the telephonesがもっとthe telephonesらしく羽ばたけるよう努力するのが、事務所の仕事であれば、やっぱ今日が初仕事。
いつになく緊張していたのか、朝の六時に起きてしまった。
会場に早めに入ろうとは思っていたのだが、六時に起きる必要はない。
一応は歯を磨いてみたもののどう考えても早すぎるので、二度寝したら、
寝坊してしまった。台無しだ。驚いた。
これリハに間に合うかなと心配して会場に電話してみたら、
予想外にミラーボールのつり込みに時間かかって押してるんで、大丈夫です
とのこと。
運がいいのか悪いのか分からない。寝坊に運は関係ない。


ライブみていろんな事思い出したなぁ。
まだ地元にいたころNHKのテレビでプラスチックス見た。P-modelはニューイヤーのコンサートで放映されてるのみた。大学にいってたころトーキング・ヘッズの「ストップ・メイキング・センス」を吉祥寺のバウスシアターまで見に行った。駒沢大学の学園祭でシーナ&ザロケッツ見た。
友達が「さらば青春の光」のビデオ貸してくれた。毎週みたいにルースターズ見た。今の会社に入って9年経ってからからポリシックスにであった。
フジロックニューオーダー見た。VOLAに出会った。どっかの楽屋でブロックパーティの人見かけた。去年イギリスのフェスにダフトパンクが出てた。
どれが関係あってどれが関係ないのかわかんないけど、ランダムにそんな事が思い出されて、
なにかに影響を受けて、なにかには影響をうけないで今の自分が形成されて、今日はここに引き寄せられたんだなと思った。


ところでDUOのライブはすごくまぶしかった。
既に新人ではないかもしんないけど、産まれ出る瞬間の光みたいなもんが辺り一面に輝いてた。
こっからなにか始まるなあって予感がした。いや確信。
the telephonesを一言で言うのは難しい。
演歌の道を一筋にってのはカッコいい。クラシック極めて50年、そんな姿勢でないとたどり着けない地平もあるんだろう。
でも、突然ボーダーレスな怪物が現れてありとあらゆる枠組みを無視して壁を取りはらう。そうやって新しい時代が始まる事がある。
the telephonesがそうなんじゃないかと本気で思った。
とかなんとか理屈っぽく考える必要も実はなく、
ライブは底抜けに陽性で、無条件に楽しい。
ただ、それだけでいいのかも。
あーでもそんだけじゃないな。
『I am DISCO !!!』って台詞はこの世で一番馬鹿っぽくて、この世で一番叫んでみたいワードになった。
その確信犯っぷりはなんなんだ。
身内が身内褒めてどーすんだって、ま、そう思うけど、ほんとにそう思ったんだから仕方ない。


なにしろ出会ってからまだ三ヶ月くらいしか経ってない。2月22日にQUEで出会ったのが最初だ。
あまりに目まぐるしく彼らとの仕事は始まっている。多分それはこのバンドが持ってる運命的な速度のせいなんだと思う。
さてさて、三ヶ月は見習いでいいけれど、スタッフとして何が出来るのか、こっから先。
20年前ならいざ知らず、今はCDだって自分で簡単に出せるし、バンドだけでライブやったりするのはそれこそもっと大昔から。
メンバー以外の人間なんて必要ないっちゃ必要ない。ごくシンプルにやるんなら。
誰かが参加して、何かをプラスオンする事が出来ないんなら、人数増やす必要全く無い。スタッフも厳しく選ばれる時代がやってきてると思う。
僕らが参加して、オンできたのがミラーボールと幕だけだったら、泣くに泣けない。
素直に一言、がんばります。


んー、レポートじゃないなこれ。自分史と感想と宣言になっちゃった。
レポートはナタリーの方どうぞ。