副店長は南謙一

daimas2008-07-26

昨日のエントリーより少し話はもどって、出店自体を悩んでるあたり、
店長コジマは、夏のひたちなか、ひきうけてみる事にしたものの、スタッフをどうしようか考えた。
大体の出店テントは8人または9人体制で三日間を乗り切る。
何しろ炎天下、長時間、そしてもしかして忙しいかも(暇かも)。
狭いテントで汗流すスタッフ選びは大事な作業。
とはいえ知り合いの大半は店の常連の飲んだくれ。
大体が飲んだくれ。
果たして誰を選ぶのか、誰もがびっくりした大技にでた。


「南さんとやる事にしました」


えー、ちょっとマジかよー。そこいく?
南さんて、いっつもカウンターの奥にいるあの人でしょ。常に二日酔いの、モジャモジャの人でしょ。よだれ垂れてる時もあるでしょ。
職業はって聞くと『ロックスター』って滑舌悪く答えてくれる愛すべき酔っぱらいでしょ、
そして宙ブラリの人でしょ。
とにかく、誰もがあんな男が働くわけがないと反対した。
しょうがねいよ、だってぼくらは南さんが酔ってるとこしかみてないんだもん。
大反対の嵐の中コジマは言った
「あんたら、南さんの何を知ってるんですか」「南さんはやりますよ」


そして最後にすねたように叫んだ
「僕と南さん、二人しかいなくてもやりきます」


ごめんごめん、だから何もしらないって、よい天の隅で酔ってるとこしかみてないんだって。働いてる姿見たことないんだって。
そんなに言うなら分かったよ。
副店長は南さん。
ほんと大丈夫かな。
ベーコン隊長も南さん。
夏のよい天の隠しテーマの一つは
「南さんはほんとに働く男なのか。コジマの叫びは正しかったのか」
これにどう決着が着くのか、とっても不安、とっても楽しみだ。
世間の下馬評をひっくり返す、生まれ変わる、お前達の目が節穴だったんだって、ルーキーズ並に熱いドラマを期待してしまう。