ポリシックス来日
あいもかわらず、写真がヒドイのはおいといて、
今日のPOLYSICS、最高。
オマエはいつでも『POLYSICS、最高』っていってるじゃんと言われれば返す言葉ないと普段は言う。
でも、今日は言い返す。
いつものサイコーと訳が違うサイコーなんだ。
今日のポリはスタジアム感があった。
来日した大物のカガヤキだった。
メンバーの威風堂々の立ち姿、
フラッグやLEDの舞台装置、練られた照明、演出とメニュー構成などなどの集積がそう感じさせる。
これはこのまま、ワールドスタジアムツアーに持って行けるセットでないか。
真面目にそう思った。
その上で、さらにその上で
いつにもましてのツーマッチハイテンション。
カミカミで汗だくで、絶叫して走り回って弾きまくるんだから、
これがサイコーでなくて、なにがサイコーなんだ。
ポリはいつもユニークでいたいとメンバーは考えている。茶目っ気があってユーモアがあって、
素のライブをやるバンドでもないと思ってる。だからホントはいろんな事がしたいんだ。
その一方で、一旦ステージが始まってしまえば、常に全開でエネルギーを放出し続ける。
フルマラソンを全力疾走するみたいなもんだ。
他の要素を足すのでなく、ポリのライブはプレーンが一番、みたいな気持ちもあった。
でも、今日のステージは違う。
舞台や照明や特効や演出が、つまりいつもは余計な装飾になるおそれのあるもんが、
彼らの裸の疾走感を減衰するのでなく、最上級にパワーアップさせる効果を発揮してた。
ごくたまに、「ああコンサートって全くもって総合芸術なんだなぁ」って感じさせるバンドがいる。
ポリはポリのやり方で、そんな道に今日入っていったと思った。
これってすげえなと思う。
こんなテンションでこんな緻密なもの作り上げるバンドいないよ。
曲つなぎ、小物、ギターの持ち替え、ミラーボールに光が入るタイミング、LEDの文字が流れていく早さ、立ち位置の見せ方、CO2の出しドコ、
挙げればキリがないコマゴマコマゴマしたところにいちいち神経はって、
そんな事おくびにもださず、メンバーは全力疾走。それについてく舞台スタッフ。
これ滅茶苦茶沢山、打ち合わせする必要あったと思うんだ。それを全国ツアーのさなかやってたんだろね、きっと。打ち上げの会場とか、移動の車の中でとか、ありとあらゆるトコロでずーっとやってたんだろうと想像する。その真面目さと真剣さをに、頭が下がる。
そしてステージでは超絶ハイテンション。ツナギの色が変わってるよ。
これみて体が動かないわけないもんね。
客席ふくめて、すんごい一体感。
余談だけど、ハヤシ君に合わせて客席の全員が高くあげた両手を左右に降る場面が何回かあるけど、
あれがちっとも全体主義風でも、宗教風でもないのは、
やっぱ高速だからだと思う。
どっちかと言うと、上級者向けハイスピードエアロビみたいに見える。
とにかく新木場、ファイナル。いやあ、これ来た。来た。
こんな魅せてくれるなんて、身内の想像も超えてる。
次は夏フェスかな。
そこで見る裸のポリもさらにスゴいことなってる予感がする。
ここんとこ最近あんまし元気がなかったけど、
この日の打ち上げの二時間後に元気になった。ありがとう。
1.Moog is Love
2.Pretty Good
3.Mind Your Head
4.PEACH PIE ON THE BEACH
5.NEW WAVE JACKET
6.Kagayake
7.Uno Dos
8.ズーバーマン
9.ポニーとライオン
10.I My Me Mine
11.Rocket
12.COMMODOLL
13.DNA Junction
14.ありがとう
15.ワトソン
16.Tei! Tei! Tei!
17.機械食べちゃいました
18.ワチュワナドゥー
19.Digital Coffee
20.P!
21.シーラカンス イズ アンドロイド
22.KAJA KAJA GOO
23.Dry or Wet
アンコール
24.BUGGIE TECHINICA
25.Baby BIAS
26.Electric Surfin’Go Go
27.イロトカゲ
アンコール2
28.URGE ON!!
29.Boys&Girls
29曲やって、2時間だった。