『僕たちは世界を変えることができない』

銀杏BOYZのDVD『僕たちは世界を変えることができない』が吉祥寺の映画館バウスシアターで先行上映。
今日が初日でこっから二週間。
DVDとしては何度もみてるけど、映画館で見るのはまた、違う感触がある。
とっても映画っぽいなぁと思ってたら、見終わった人々が口々に
「映画みたいですね」
という。
それってどういう意味なんだろう。
自分でも言ってたけど、それはどういう意味なんだろう。
映画館で見てるからってのは安直すぎる。
きっとものすごく「作品」になってたって事が言いたいんだろうと思う。
ライブのワンシーンや、過激なワンシーンだけを切り取って、どうこう言えない。
頭からお尻まで通してみて、そしてどう受け止めたかって事が一人一人に問われちゃう「作品」になってた。


昔から仲間のSさんは途中で嘔吐したそうな。
いろんなものがもりもりトゥーマッチ。
美しいシーンもグロテスクなシーンも同じ光量で輝いてる。
見終わってスカッとはしない、そんなに軽いもんではないって事らしい。
むしろ、どよーんと来る。
ムシャクシャしちゃう。
きっと誰の気持ちの中にもある、そんな部分に響き過ぎるドラマ。
大声で走り回りたくなる。
どこへ。
それは今から考える、また。