一日目

夕方頃からソワソワして、もういこか、まだ早い、そろそろか、まだ早い、繰り返してる。
予習気分で、ベストのＣＤＲを聞く。まだ盤は上がってない。
聞いてるうちに昂揚してきて、もう一曲、もう一曲。
開演に遅れそうになる。

会場の空気はやたら求めてる感じ。
五十嵐くんが出てくるだけで、怒号のような声援。
拍手も声も野太い。かなり熱く求められて、シロップはこういうバンドなんだって再確認。
昔聞いた曲でも、今日のシロップの曲になってる。
青木くん、シロップにハマってる。青木くんらしいギターがなんかシロップっぽい。
『負け犬』ひさしぶりに聞いた気がする。重くうねってる。
いい曲だなあ。ズーンズーンと音の壁につつまれる。
昔聞いた『負け犬』が昔の『負け犬』でなく、今日の曲。
明日もあるし、全部の曲順書くワケにも行かないので、印象が強かった負け犬のことだけ。
もちろん、他のどの曲も全部、今日の輝きになってる。
ロックでバンドで、でもシロップなんだよなあ。
中畑くんもいい年輪刻んでるのねと、しみじみ。
マキさんがいるのはシロップにとってもう当たり前。核だもんね。

目の前でやってるけど、とっても手の届かない遠いとこでやってるような気がした。
寄せ付けないから、引き込まれる、そういう事かも。

結構な曲数だったと思うけど、
全然、全くお客さんが帰ろうとしない。
その気持ち分かる。
でも明日もある。
いい日だった。