読書の秋ですか…

最近はエンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))上司は思いつきでものを言う (集英社新書)を交互に読んでいた。
エンダーはほっこりした時間に。
上司はトイレに常設。
全く脈絡ない本を同時に読んでいると、思考があっちこっち切り替わるので、
その態を眺めているのも結構面白いの。
ところが困った事に、この二冊がある時は微妙に、あるときはディープに、
リンクし初めてしまった。
エンダーは、大雑把に言うとSF。
小学生くらいの男子が全地球軍の司令官に育てられ、育とうとする物語。
上司は〜の方は、会社での部下と上司、経営派と現場派の話。
全然別方向から、全然違う人に勧められて読んでたんだけど、
クロスし始める。


ちょっと困る。
なんで困るかと言うと、そんな読み方をしている自分を発見して、
「なんか違うんじゃないのアンタ」と呼びかけたくなるからだ。
いつもいるトコから離れたいと思って読む本なのに、
いつも考えているトコに引っ張られる。
かたやSF、かたやビジネス書、かなり違うのになぁ。
会社と防衛軍、上司と司令官、リーダーの条件とか、幹部の育成方法とか、
そんな意味を嗅ぎ取るのは、ダメな筈。なってない。
そんな読み方しか出来ないのかオイそこの君。
でも、感じるものは感じるので、逃れられない。
すんごい臭い部屋に入った時に、「鼻が詰まってるといいのになぁ」
って思ったりするけど、そう都合よく、鼻は詰まってくれない。そんな感じに似てるけど、
これは例えとして成立してるだろか。



それはそれとしてエンダーのゲームは面白かった。だいぶ。
上に書いてある事を誰かが同じように書いたら「どこをどう読むとそんな事言えるんだコノコノ」
って突っ込みたくなる。
一貫していじめっ子に立ち向かう話でもあるって、時代とか国とか違っても
子供社会って似てるんだなぁとか思う。
上司はまだ半分しか。トイレ滞在時間が短いもんで。