RCとソバ屋

今日、そばやに入ったら妙に気になる曲がかかってた。これなんだっけ。聞いた事あるけどナニカ違うぞ。
あこれはRCの『トランジスタ・ラジオ』だ。声が違うから分かんなかったんだな。
忌野清志郎30周年の武道館のライブ盤だ。
トランジスタ・ラジオは寺岡呼人が歌ってるであってるかしら。
などと思ってると次の曲は『金もうけのために生まれたんじゃないぜ』
なんだ、ここはCDなのか有線なのかは知らないけど、アルバム全部聞かせる気か。
しかし、この曲すげえタイトルだなぁ。
歌は、ゆずだったと思う。
『金もうけのために生まれたんじゃないぜ』って曲、好きだった。
中学生かなぁ、高校生だったかなぁ、そのくらいの時分には、かなりハートに響くメッセージ。
おかげで、毎日毎日、会社に行くうちの親父の事を、ほんの少し嫌いになった。若気のいたり。
今でも、この曲は好き。
好きの角度っていうか意味合いは少し違って来てる。
今は、仕事や会社やレーベル、プロダクションを長い間、継続してる人の事を嫌いになったりはしない。
ちょっと大人になった。
嫌いな人も勿論いるけど、もうけてそうだからって理由で一方的に嫌いになったりはしない。

金もうけとまでいかなくても、生活するため、継続するため、次に準備するために、やっぱ利益は残さないとなぁ。
楽しさもちょっと変わってくるよね。
バザーでも学園祭でもたこ焼き屋でもなんでもいいけど、打ち上げで「今日は3000円赤字でした」っていうより「450円の黒字でしたっ。みんなでコーラ飲んじゃおう。3本だけど」って言った方が盛り上がると思う。

何が先かって事が大事だと思う。
もうけたい?それが先?いいよ反対はしないよ、やれよ。                
面白い事したい?損しなきゃいい? あぁ、それもそれで楽しいかもね。           
面白い事したい?次も出来るように利益も確保しようか。うん、楽しいことは何遍もやんないとね。
外側から見ただけじゃ一見分からないような気がするけど、実はそんな事なくて、見抜く人は見抜いてる。
真実も誤解も思い込みもあるけどね。
でも確かに見抜く人はいる。スタッフでもアーティストでもユーザーでも。
だから、ちゃんとしようかなと、結構ウマイ釜揚げそばを食べながら思った。一食850円。
850円稼ぐぞ。とりあえず。