ワタナベイビー

daimas2005-06-24

ベイビーはやる男だと、噂は聞いていたが、噂以上にやる男だった。
7月16日に下北限定でリリースする、CDの打ち合わせ。
彼はツアー続きなのでさっぱり会えない。
今日の夕方6時に下北のコンテンポラリーに出没するって情報を仕入れ、早速電話。昨日の事。
「その前打ち合わせの前に会えないか」
「いいっすよ」
今日の4時にあうことになった。4時に。
まてど暮らせど、ベイビーはあらわれない。
5時になった。
ジェッジジョンソンの人が来る。
こちらはハイライン限定でDVDをリリースしようかという打ち合わせ。
なんだ、こっちが先に来ちゃった。
5時とっくに過ぎて、「すいません、今起きました」
呆れて物もいえない。これは子供の頃好きだったRCの曲名でもある。
「どうする」
「とりあえず下北に向かってます」
今日の最重要事項はマスタリング後の音を確認してもらうこと。もう一個。ジャケに使う写真を持って来てもらう事。
「写真持ってる?」
「スタッフの人に写メールしてもらいます」
えっ、写メール。
ジャケットに使うんだけど、いいのかそれで。
届いた数枚はどれも笑える。
冒頭の写真はその中の一枚。
写真はこれでいいが、音を聞いてもらう時間がない。6時から別の打ち合わせでしょ。
仕方なく、コンテンポラリーにCDRを届けに行く。
後で聞いてね、電話ください。
一時間後、電話あり。
ひたすら恐縮してるけど、「頭の音が気になるんで、切ってもらえないですか」
切れるよ、もちろん。でもね、マスタリングはもうしちゃったんだよ。もともとベイビーから貰ったマスターに入ってる音なんだよ。
そんな事いっても始まらない。
そういう面倒臭い人に出会ってしまった、いろいろ受け入れなくちゃならないのも、僕の業のようなもんだろう。
ベイビーはまたしてもツアーなので、作業は僕一人でやる。
またダメだったらやだなぁ。もう聞かせないぞ。

さらに後でベイビーから電話。
切るだけじゃなくて、下北の電車の音とか入れらんないスカ。いい感じで。
いやいや、あんたのいい感じと僕のいい感じが同じなのかどうか自信ない。
これは、出来るのか出来ないのか。切るだけなら出来るけど、音を足すのは、時間的に無理かも。

さらにその後、ベイビーから電話。
「クレジットにマネージメント:マカロニプロダクションって入れらんないスカ」
わりい、多分無理。
印刷に入ってるかも。
だから、このブログでも一応書いておくよ。
『ベイビーのマネジメントはマカロニプロダクションです。』
なぜ、マカロニなのかなんて、聞く気力もない。きっとそれがカッコいいんだ。それでいいだろう。
一筋縄では行かない男、ワタナベイビー
噂以上に恐ろしい。


CDはとても可愛い曲なので、発売したらぜひ聞いてね。
『恋の☆散歩道』がタイトル。一曲だけど2バージョン入って500円。下北土産に。