雑感

完成品が上がってきたばかりのPLATONを聞く。
やっぱいいじゃん。こちらも1/26発売。
代沢から出てる全アイテムについて深く深く関わってる訳ではない。僕以外に担当がいて素敵な仕事をしているアイテムは多数。
だもんで、どうしてもここのブログでは直接に自分が担当してるアイテムと、他に担当が居るアイテムの温度差が出る。まぁ、ここのブログだけの事であって、宣伝や営業ではそんな事ないんだけど。
でも、ここでは温度差がでるなぁ。その偏りも自分らしいっちゃ、らしいんだけど。
マスターとして反省。
一体マスターってなんなんだ、誰も問うてないが答える。
イメージはあまり繁華でない駅前の喫茶店のマスター。一応マスターではあるが、店の常連からは「カレー作ってよ、パパッと。マスター」と呼ばれてしまう、立てらてるんだか立てらてないんだか分からない存在になってみたい。
気軽に「マスター」って呼ばれてしまう温度がいいような。


ところでPLATONの新譜はいい。とんでもなく売れる事は考えにくいけど、聞くたびに思い出せなかった風景を思い出して、気持ちの奥がギュンとなる。

深夜に聞いて少しばかり高揚する。ついでに少々酒を飲むつもりが、大量に飲む。
家族全員寝静まっているのに一人盛り上がっているのはせつない。
近所のラーメン屋に行く。
近所のラーメン屋に行ったところで、誰かとPLATONを共有できる訳では無論ないけど、家で悶々としているよりましだ。
だから、ひそかに体重が増加するのだろうなと、今年の健康診断の結果を振り返る。
いいではないか、まだまだコレステロール値には余裕がある。

空いていた。
いつも、いやいや仕事してる風情のオッチャンが今日はにこやか。大将と軽口を交わす余裕もある。良かったね。
店に着く前に何を注文するか考える。つけ麺にチャーハンでどうかと一瞬浮かぶ。いやいやド深夜だしそれは重い。せめて、つけ麺とライスにしよう、ビールは飲んでいいと決定。
店に入って注文する。つけ麺にチャーハン、ビール。隣の初老の紳士は塩ラーメン。ライトでいいね。年相応だなと、不遜な感想。
その後から、デザイン化された短髪を染め上げて、デザイナーズで上下真っ黒なソフトスーツを纏った中年がやって来る。あろうことかそのイカスミ野郎は「チャーハンとつけ麺」を注文する。深夜だぞ、自重しろ、俺はしたぞ、俺がしたんだぞ。

いいよいいよ、今日はいい日だった。始まりはPLATONだった。
いつも冴えない顔してるオッちゃんにとってもいい日だったようだ。それでいいじゃないか。そんな事で気分は害さないよ。ライスが結構大盛りだった事もあって、予想以上に満腹だ。
今日は幸せな気分のまま寝よう。

伝票を持ってレジに向かう。
ちらりとイカスミのテーブルを見る。
麺もチャーハンも残してる。 むむ、なぬ、にや、ふーん。

駄目駄目。そんなのは何の役にも立たない。

下らない事に関わってる暇はない。自分の事考えよう。自分の事やろう。