スペースシャワーの15周年イベントシリーズの打ち上げに行く。
「千田君ちょっと地図くんず」といって出て来たのは明らかに昨日行ったユニットの地図。
なんだこりゃ違うんでないかと思ったら、会場のユナイスはユニットの隣だった。
昨日、迷いに迷ったおかげで、今日はすんなりつく。嘘、ほんとは車で送ってもらった。

どうした訳か『水中、それは苦しい』が飛び入りで演奏してる。
司会用のマイクに絶叫してるので、なにがなんだか分からないステージだったけど、彼らの訳の分からなさは、そこにいた全員に充分に伝わったと思う。
勝手にしやがれ武藤くん、久しぶり。相変わらず、キメてるナイスガイ。
直球ボビー、二度目、よろしく。
スペシャの人一杯、当たり前。
とにかく人が沢山いるけど、なぜかこの混み方は心地いい、なんでだ。


最終確認の件はまだ続いていて、土曜日に届いたパターン1と日曜に届いたパターン2、素敵なスタッフがヤケクソ気味で協力してくれてさらに、3パターンも出してくれた、パターン3、4、5と選択肢が増えた。
昨日の夜から今朝にかけて3パターンも出してくれた心意気に感謝。一個最低2時間以上かかるんだと想像する。
今日、いよいよ最後の最後で確認すると、昨日のパターン2に戻る。
あれれ、3と4と5とその労力は。いやいや、それがあったから2が選べたと思う。

この仕事は面白いけど難しい。
どんな曲でもいい、例えばROOSTERSにケース・オブ・インサニティって曲がある。INSANE
録音する前ならどんなことでも考えられる。バンド編成でもいい曲。アンプラグドでも染みるはず。オーケストラもありかも。いろんな事を考えるのは勝手だが、大抵は世に出るのはひとパターン。ROOSTERSは勿論バンドでやった。
自分の仕事に置き換える。ひとパターンなら、どれかを選んで、他の全部を捨てなければならない。悪い事に絶対の正解は無くて、どれもアリ。でも必ずひとつを選ばなくてはいけない。感性、マーケティング、予算の都合、思い入れ、慣れた感じ、バンドの存在意義、いろんな要素が交錯する。まぁ感性が一番優先されるかな。信じてるものって言い換えてもいいけど。
正直に言うと、僕は僕の感性の9割程を諦めている。だから僕の感性より信じられる感性を持った人の言う事を聞く。大抵はアーティスト、まれにスタッフ。感性は主観的なものなので、現実とぶつかる。そこを調整していくのを仕事にしようと思ってるんだけど、それもなかなか楽しいくて難しくて、結局楽しい。