水中、それは苦しい

夜は渋谷のクアトロへ。ガガガSP, 水中、それは苦しい 銀杏BOYZの3バンド。
仕事でガガガには間に合わなかった。
水中はこないだのロフトで銀杏の峯田くんに紹介され、メンバーのジョニー大蔵大臣(そんな名前。そうなんです)にも猛プッシュされたので、とにかく見る。
なんだこれ、想像してたよりずっと凄いよぉ。僕のとなりで見てたやや小太りの女子高生は演奏中ずっと笑い転げてた。そして終わったあと、「今のすごくない?」って隣の子に聞いてた。僕は嬉しかった。
確かに笑える。でも、それだけじゃなくてスゴイんだよ。
僕が今日一番心に残った曲は「カミングアウト撤回」。
タイトルもいかしてるが、曲は更にそのずっと上を行く。馬鹿馬鹿しいと笑うのは簡単だけど、妙に染みる曲と歌詞が、家に帰っても残る。
衝動的にクアトロで買ったDVDを見てみる。ステージで大蔵大臣が言ってたとおり、DVDのレーベル面は本人の手書きだ。一枚一枚違うタイトルを書いてるらしい。
ちなみに僕のDVDには「野草の王国」と書いてあった。大事にしたい。
プレイステーションで再生しようと思ったが読まなかった。残念。
それならライブをまた是非みたい。
僕は僕の仕事を考える。あれだけのモンをちゃんと世の中に出せないってのは一体どうしたことか。全てのレコード会社は反省したらいい。
僕はまっさきにに反省した。とてもウチでは扱えない。彼らがやろうとしてる事や彼らの中にもってるエネルギーに匹敵するパワーが求められると思う。それは僕らにはまだない。世間もまだ受け入れる準備が出来てないと思う。遅い。反省します。
それにしても凄い。峯田くんが推す理由は分かった。
なんだろう、世の中にはまだまだ恐ろしい才能が一杯ゴロゴロしてんだ。気がつかないだけだ。

付記:今日の銀杏はいつになく楽しそうでこっちも楽しくなった。いいイベントだったと思う。品川に感謝。