緊急連絡、リビエラさんへ

週末なんで来週の手帳を眺めて、予定を確認してた。
金曜日は午前中から出かける事になりそうだ。
えーっと、空いてるっけ。
お、4月3日金曜日の欄になんか書いてある。
つーことは、ここは埋まってるのか。
自分の字ながら読みにくいなあ、
走り書きで、
『二時、リビエラ』って書いてある。
リビエラってなんだ。僕はリビエラに行く事になってんだろうか、まさかな。
真面目になんだろ。全然心当たりがない。
3日は、昼の二時から、僕はナニをすることになってんだろう。
リビエラって喫茶店とかがあって、そこに行くことになってんだろうか。それにしてもそんな店名に覚えがないぞ。近所にそんな店ないよ。
もしかして、リビエラって人が僕を尋ねて来ることになってるんだろうか。
リビエラさんがやってくるのか。
うーんと、どうしよう、だったら留守にする訳にいかないじゃないか。
出かけらんないのかなと思う。
いやいやいや、ここまで記憶がないんなら、きっと間違えて手帳に書いたのかも。
うーん、用事いれたいんだけど、そこ。
なにしろ誰なのか、どこなのかも分からないので、変更の相談する事も出来ない。
お願いす、
リビエラさん、これ読んでたら連絡ください、ぜひ。忘れてた事は謝ります。でも手帳にはしっかり書いてあるんで勘弁してください。
ほんと連絡くださいお願いします。