気のせい

午前中に仕事上とってもダウンな気分の連絡が入り、暗雲立ちこめる。
そんな気分の時は、ありとあらゆる事がうまくいかず、
さてスペシャ列伝なんで出かけようかとしてると、
上着が見つからなかったり、靴下を裏返しにはいてみたりはき直したり、
出かけようとする、まさにその瞬間に宅急便の人が来たりする。
ああ、もう時間がないからタクシーで行くしかないなと思って乗ったら、
大渋滞。
何に間に合いたかったかというと、ペリドッツを見たかったんだけど、
タクシーから会場に電話してみたら、間もなく始まるとのこと。
おっとそうか、まだなんだ。でももうすぐなんだ。
この渋滞はいつ脱けるんだろうかと、ジリジリしてたら
体がガツーンて揺れた。
瞬間的に「やっちゃった」と根拠なく思ったんだけど、
実は「やられちゃった」のね。
あんまり車が動かないもんだから後ろの車の人は居眠り運転。
「乗ったタクシーが事故っちゃって」というのは今まで、遅刻の言い訳のレア部門として、何回か使ってみたことがあるフィクションなのだが、
実際に体験したのは初めてだ。
あまりの不運の連鎖に笑えてしまう。
完全にペリドッツは諦めて、ロストはトリなので間に合う。
笑ってしまってからは、運と気分が「普通レベル」までは戻った気がする。
気のせいって大事ね。

渋谷3会場を結んだ列伝は、作り手のやる気と顔が見える、素敵なイベントだった。
チャレンジしてる感じもいいね。
気持ちが入ってるといいイベントになるのね。これも「気」の話。