レピッシュ

昨日はレピッシュの20周年アニバーサリーに行った。
ん、ちょっとまて、僕は1986年の渋谷公会堂でのフィッシュボーンのフロントアクトも見てるぞ、
それは21年前だから、20周年てどこから数えてるんだろう。
「パヤパヤ」でデビューしてから20年なんだった。
バンドとしては2005年から休止してたから、ずいぶん久しぶりのライブだなあ。
20年20年と何回もかくと、
あ、自分自身が結構な糞オヤジ年齢だったことにあらためて気づいて、驚くけど、
まぁ真実なのだから仕方ない。

ライブはほんといい感じ。
恭一はなんかよく会う、ばったり会う。最近タツにもよく会う。現ちゃん久しぶり、うわ久しぶり。

みんなどっかで、音楽やってた、ずっとやってたわけだから、その積み上げって
やっぱスゴいよ。
昔はよく分かんなかった曲が、今この年輪のこのメンバーでやられると
なんだこういう曲だったんだって、改めて思ったり。
地力あがっちゃってなぁ、もともと只モンじゃないのが、さらに無敵なバンドになってた。
やんちゃでとっちらかってるマグミが、
場を仕切ったり、お客んさんに感謝したり(オマエらっていうけどさ)当たり前だけど大人になってるとこにも感動したけど、
それでも相変わらずやんちゃでとっちらかってた。
雪好を最後まで待った話をMCでするマグミは、ほんと素敵だった。結局オチは「オマエらの前ではやりたくないってさ」て笑わせて
カラッとさせるところに、メチャクチャ深い愛情を感じで、
バンドっていいなぁって心底思った。
バンドの人っていいなぁ。うらやましかった。

レピッシュの曲って、今でも誰とも似てなくて、新しい匂いがする。
ではデビューした頃、時代より早すぎて受け入れられなかったのかというと、そんな事もなく、大人気。
トンガッてながら、大衆性バリバリって、とっても難しい事をやってのけてたんだなあと思う。
こんなバンドいないもんなぁ。

今日ここにないのは若さだけだ、他は全部あるって、誰かが言ってたんだけど、そうかもね。
でも、若さもあるよきっと。若さは実年齢だけじゃない。

またこうしてレピッシュが見れるなんて全く思って無かったし、
そしてそのライブが予想してたよりずっとずっとイカしてるなんて事も、
これは全く奇跡みたいだ。
つい一昨日、奇跡っていってたじゃないか。そんなに奇跡を乱発するな。
いえいえ、だってそうなんだから仕方ない。続く事もあるんだよ。


ひさしぶりに会えるかなと思ってた何人かの人には会えず、
思いがけない友人にはバッタリあったりした。
そんなオマケの楽しみもあって、
とってもいい日だった。
続くといいな。