出会い求む求めない

世間には沢山のアーティストが、
見渡せば僕らの仲間うちにも沢山のアーティストが。
しかも、どんどん新人も出てきて、出会ったり出会わなかったり。
デモテープも沢山送られてきて、ライブのお誘いも頻繁だけど、
これ以上出会う必要あんのかなって気分になる事もある。
既に知り合いに、あるいは仲間になった人だけでも、人数も魅力も充分なボリュームで、
その人たちが、最低限の衣食住くらいは確保できて、活動を止めないでいつまでも続くような環境作りに、
精を出したほうがいいような気になったりもする。
好きな事やってんだからつって、風呂無し2万円のアパートで、納豆と生卵だけで生活するってのも、
今時はやんないみたいだし。なんかね、はやんないらしいよ。
でも、それだけじゃうまくいかないみたい。
バンドにも言える事だけど、レーベルでも会社でも、新しい人と出会って、
仲間増やして、アイディア交換を活発にして、そうして活性化していかないと、
しぼんじゃうんだよなあ。
では、アーティスト数も社員もレーベルも増やすだけ増やせばハッピーかというと、
当然そんな事もなく、
慎重に慎重に、でも出会い歓迎って心持ちが正しいんだけど、
なかなか人間そんな思い通りに気持ちをコントロールできるわけもなく、難しいところ。
いっその事、もう絶対に誰も増やさないって決めたり、
来るものすべて拒まずって決めたりすると、簡単だけど、
簡単な事が正解ではなくて、単に投げやりになってるだけだなあ。
『オールオアナッシングは愚者の選択』というマイナーな諺があるんだけど、そうだと思う。
たいていの場合はどっちも両方、必要なとこを両方から取り入れるのがいいんだと思う。
なんて事を考えながら、今日は渋谷方面に
紹介されたバンドと、紹介の紹介のバンドと二組見にいったり。
ピンとこなくてすれ違いだったら無駄足になるから、いい感じだといいなと思うんだけど、
いい感じだったら、なんかしなくちゃいけないんだなあと緊張したり、
落ち着かない。



仕事には全く関係ないんだけど、こないだもらったRADWIMPSのシングル『セツナレンサ』がとってもたまげた。1日に3回くらい聞いてるけど、早くアルバムでないかあって気になった。買う買う。
そういうのは嬉しい。


LOST IN TIMEの海北がFM TOKYOの番組「SCHOOL OF LOCK!」に出演した。
重いテーマを語る事も多い番組だけど、海北は一杯しゃべって、思いっきり歌って帰ってきた。
番組のBBSがすんごいリアクションで感動した。