入学式

daimas2006-04-06


卒園式はいかなかったけど、入学式は行ってみた。
気負いこんで、床屋にいってみたのも、そんな理由だったけど、気に入ってないけど、ま、単に礼儀というかエチケットというか、心構えみたいなモンだと割り切って、気にしないことしにた。
という割にはひきずってるけど。

さてさて、ランドセルでかいなあ。
歳を重ねる度にどんどん小さくなっていくんだろな。
午前中、近所の道を歩いて小学校へ。
机とか椅子とか、体育館のバスケットコートのラインとか、いろんな物が小さい。
ふうん、自分が小学生だった時は当たり前だと思ってた物は、大人にはこんな風に見えてたんだ。
そんな追体験が出来るのは、ありがたいなあと思う。
先生ってやたら年長なイメージばっかり持ってたけど、今となっては「なんだここにいる先生ってみんな僕より若いぞ」と思ってみたり。
「校長は禿げてるけど、実は同い年くらいかも」なんて下らない事も考えてみたり。そりゃ余計な事だけど。


娘を受付のあたりに連れて行く。
そこは下駄箱の前。
そうそう、小学校も中学校も下駄箱あったよなあ。そんな事も思い出す。
下駄箱のとこで、両親はスリッパに履き替える。
娘も上履きに履き替えた時、先生がやってきて、
「では、ご父兄の方は体育館でお待ちください」

ああ、こっから先は彼女一人で行くんだな。
いままでは、幼稚園には行ってたけど、それはまだまだ100%親の庇護下の出来事で、これから彼女は一人で生きていく道をどんどん歩いていくんだな。
小学校では何割だろう、中学になったらもう半分大人なのかなあ。そしてひたすら成人へ、自立した大人へ。
喜ぶべき事とは思うけど、少しは寂しい。
気が早すぎるよ、たかだか小学校の入学式でしょ、まだまだ山あり谷あり、先は長いよと、先輩は言うと思うけど、もちろんその通り。
でもね、なんか、あの下駄箱から先は親が入れない世界って感じがして、とうとうそんな道への第一歩を踏み出したんだなあって、感じちゃったのよ。
ちょっとしみじみした。
ま、一人じゃないけどね、新しい友達だって一杯できるんだから。
友達と手をつないで歩いてく小さい背中が、凛々しいような、頼りないような。
いけばいいじゃん。いっといで。