15秒

ロストの事だけでもなく、様々なアイテムにとって様々なアーティストにとって
有効なプロモーションとはなんぞやって事を最近よく考える。
そんで、タイアップとか街鳴りとかに詳しい大先輩のとこにも相談にいってみたり。
先方は二人。大先輩Zさんと社員A。
僕らの持ってったCDをかけるかける。
Zさんとこの広い応接ルームで大音響で、ワンコーラスずつ。時にはサビをまたずに次ぎの曲に。
CD一枚をざーっと聞いたとこで、一言
「おいA君。どの曲が一番よかった」
A君困りながら「あのう、もっと聞きたいと思うと飛ばされちゃうんですもん。まるまる聞きたいです」
Zさんは言う。
「何を眠たい事いってんだ。CMは15秒。着うたは45秒。今の若者はそれだけの時間で瞬時に判断するんだよ。」
さらに続けて
「コンビニの店内放送でも、飲み屋の有線でも、街のビジョンでも、出会い頭のインパクトだよ。
渋谷の駅前の交差点で信号待ちしてるときに、ハッとする曲もある。コンビニに入った瞬間にいいなと思う曲もある。
曲ナカでも大サビでも、どこの途中から聞かれても魅力的でなきゃ。
イントロから聞きたいって発想すら、もう時代遅れなんだよ」
この人は面白いなぁと思った。
多分、どっかの世界ではポピュラーな発想なんだろけど、目の前でそんな事言われたの初めてだ。
結構衝撃うけたよ。やっぱ、たまには、「いつもの人」以外にもあってみるもんだ。刺激になるよ。
言ってる事はよく分かるし、面白い、面白いけど、
僕としては、イントロから聞きたいし、アルバムまるっと聞きたいなあ。
どっちが悪いとかいいとかでなくて、そりゃ生活のスタイルかもね。
でも、別なスタイルでやってる人一杯いて、それはそれであるって事も分かっといたほうがいいみたい。
あとは好み。
そのこだわりが大事なもんかそうでないのかさっぱり分かんないけど、僕らには僕らにあってるやり方があると思う。

モツ鍋とプロモーション

プロモーション話、もう一個。
こないだ「大島」のモツ鍋食べてみたいなぁってブログに書いた。
で、二週間くらいまえに、ウチの袴田から
今度6人で「大島」行くんですけど行かないですかって誘われた。
へぇ、そんな事あるんだ。なんでなんでそうなった。
袴田は僕と一緒で眞鍋ブログで知り、
須藤さんは「王様のブランチ」で知り、
他の誰かはきっと知り合いから仕入れた噂で。

あるほどなあ、テレビで見た人、ブログで知った人、口コミの人、
別々なところから伝わった「なんかうまそだな」って情報が、同じタイミングで集約されると人が動く。
そして、最初の3人のグループが出来て、
3人いると4人目と5人めには伝搬しやすく、
そうして6人のグループになるんだなあ。
プロモーションの成果の神髄ってそんなトコにあるんでないかと、うつらうつら考えた。


で、結果としては僕は行けなかったっす。
その時間は海北くんがが、ざる蕎麦食べまくってるのを見守ってたっす。
それも一応、仕事。