基礎代謝

なんか、昨日とか、夜とか
ずいぶん暖かいね。

夜中にトイレットペーパーと牛乳買いにいったら
暖かくてびっくりしたよ。
覚悟して厚い上着来て出たんだけど、いらなかった。
週末に寒いとこいくんで、
思わず、上着を洗濯してみた。

こうやって、こっからいい気候になるとみせかけて、
また急に寒くなって、
そのあと少し緩んでって
繰り返してるうちに、
春になるんだね。


話は変わって、
自分にはついぞ関係ないと思ってたんだけど、
とうとう二年前から少しづつ腹が出て来て、
見ないフリしてたんだけど、ここ一年くらい決定的に増大している。
これはどうしたもんだろう。
まぁね、加齢にしたがって代謝が落ちるんで、
食べる量が変わらなければ、そりゃ脂肪がつくのは道理なんだけど、
そんな合理的な説明されたからって、なんとかなるもんでもないし、この現状に納得できるもんでもない。
大至急なんとかしたいと思う一方、
もはや中年なんだから、もういんじゃねって気にもなる。
『お前は一体この体をあと何年使うつもりなんじゃ』なんて答えのでない問いかけを自分にしてみたりも。
あるいは
「お前、いまさらモテたいとか思ってんの」って突っ込みも、自分にする。
いやいやそういうわけでなくても、いいシルエットでいたいじゃん。
「へーえ。なんのために」
なんのためにって聞かれたら、答えに窮す。これからロックボーカリストになる予定もないし。



昔、僕らが子供の頃は、ご飯残すと怒られた。
それでも、どうしようもなく残ったものは、
お父ちゃんが食べる役目だった。
これは、お母ちゃんがその役目だった家庭もあるんじゃないかな。
お膳のものを最後に全部片付ける係って確かにあったよね。


今、そんな事やんないなぁ。
カロリーだ。
ゴミ箱に捨てるのと、誰かのおなかに捨てるのどっちがいい、みたいな話もあって、
メタボなんて言葉が定着した現代では、
食べるより残した方がいいって割り切り方も説得力ある。
卵は黄身捨てて、白身だけとかもね。そりゃカロリーじゃないのか。
とにかく、飽食の時代ですなあ。


最近のダイエットのトレンドの一つに
基礎代謝をあげるために筋力トレーニングをする
ってのがある。
筋肉量が多ければ、寝てても、じっとしてても、エネルギーを消費するって事だ。
だから筋肉をつける。
もちろんそれは正しいことなんだと思う。


ただ僕には、どうしても、「それは、燃費の悪い体を作れってことですよね」
って聞き返したくなる気分がある。
走ってなくても燃料をガバガバ消費する車みたいなもんだ。エコ関係ないけどエコじゃない。
なに言ってんのバーカってムキムキの先生に怒られたりしたらどうしよう。あ、先生じゃなくてトレーナーか。どっちにしても知り合ってないのでその心配もないんだけど。


そんなに遠くない世界のそこら中に、食料難にあえいでいる人々がいて、餓死していく人も沢山いるなか、
ぼくらは、
お膳の残りものを捨てて、
寝ててもしっかりとカロリーを消費する体を作ろうとしてる。
なんかおかしいよなあ。
と自分の体を見ながら思う。
見てもなんも解決しないんだけどね。
ジョギングとかするのが嫌で屁理屈こねてるのかもしんないすね。


えーと、原因は加齢とともに代謝
って前半部分に戻って、無限リピート。


どうするべ?