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名古屋と大阪行ってきました。
名古屋はダイヤモンドホールで、サカナ、オーガ、テレフォンの順。
あ、なんだこれって実は去年のコーストと同じじゃないか。
てな事もあって、
大阪アカソでは、
サカナ、テレフォン、オーガの順。
一月のウームのプレイベントで
今年の目標は「がんばらない」
と宣言したデトくん、トリす。
これがまたハマっていかったです。

オープニングアクトやってくれたのは名古屋では、WHITE WHITE SISTERS
大阪ではカスタムノイズ
それぞれかっこよくてよかった。
DJの前田くん、ごろっと長い持ち時間あるわけでなく、開演前と転換でそれぞれ短い時間にもかかわらず、しっかりと空気練ってアゲてました。

どちらの会場でも言えることは
お客さんが、イベントの丸ごとを楽しもうとしてることで、
そのどん欲さと、体力はすごい。
これは開場した瞬間から、DJでも、オープニングアクトでも、もうその時間帯から。
全部みてやろ、全部楽しんでやろって、気持ちはとってもよく分かるけど、
体力がついていかなかったりもする。
みんなタフですなあ。
誰も途中で帰んない。
みんな頭から最後までしっかりと楽しんでいる。
いい欲張りですな。

両日ともに、熱気&湿気全開。



同じバンドが出ていても、会場が変わったり、出演順が変わったりで、
びっくりするぐらい表情が違う。

僕的には、
大阪のテレフォンズ、ものすごく楽しめた。自由にのびのびと演奏してるくせに、とってもデッカい存在感があった。石毛が「アチョー」って言っただけでも温度が上がる。言ってないけど。
名古屋のサカナクションも、すごく楽しめた。ステージ出て来てパッと一瞬でサカナクションにしか出せない完璧な世界観構築しちゃう。そして、そこにいることが心地いい。珍しい体験です。
で、二日間の私的ベストアクトは
大阪のトリのオーガかなあ。
もう、フロアに音がしみ込んでいくような、
いやぁ音楽ってほんといいもんですねって水野晴郎調になっちゃうような、そんなアクトで、
「もう最後は寝てもらおうかと思って」てっ言ってたアンコールでは、ほんとに寝そうになった。


言い回しは陳腐だけど、三者三様。この三バンドでイベントやってツアーやることにはとっても意義があると思ってたけど、
名古屋と大阪行ってみて、
ぼくらが思ってる以上に、こりゃすごい事だ。
客席の空気がそう言ってる。
もっと早くやれよ、どんどんやれよって言われてるような気がしました。
実際にチケット買って来てくれてる人のほうが、分かってるって気がしました。
教えてもらった気分です。どうもありがとう。


突然、話は変わるけど、趣味でも仕事でも勝ち負けって、いろいろあるよね。
ギャンブルだってスポーツだって勝ったり負けたり。誰かが試験におちて誰かが受かる。株で儲けた人の裏側には損した人もいたりして。ライバル企業蹴落とすとかなんとか、ほれ。
このイベントでは、みんな勝ち。
参加したバンドもものすごく楽しそうだ。全員が持ち味だして、全員が勝ってる。
それを上回って、お客さんが一番楽しそうだ。実はお客さんが一番の勝ちじゃないかとも思う。
東名阪三公演とも売り切れてるんだから、経済的にも回ってる。会場にだってちゃんと使用料払えるんだ、舞台スタッフにだって。
こんな面白くて、誰も損してないっていうか、誰も悲しくない。
むしろ全員ハッピーな事ってあるんだなあ。そういう時、この仕事しててよかったなあと思います。



勝手に「2010を牽引するバンドが集まって」なんて言ってたのは、
半分以上本気で、あと半分はパブ用に景気のいいワードって意味だったけど、
これ、実際そうなって来てる気がする。
個々のバンドって事よりも、イベントが。
そんな事思った二日間でした。


打ち上げ好調、
シメはノブさんの
宇宙語スピーチでした。
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またいつか、
なんて言ってる場合じゃない。
あさっては品川ステラボールだった。
楽しみだ。
ども。