面接
ふう、明日から面接週間。
いろんな仕事が増えると、いろんな人が必要になる。
求人出して、履歴書読んで、そして面接。
どんな新しい人に会えるんだろうって、ウキウキしてるとこは勿論ある。
そして正直に言うと、少々気が重い。
だって、来る人来る人、採用されたい人ばっかなんだもん。
当たり前だよね、応募してんだから。
でも、採るのは一人か二人。
つまりほとんどの人は落とされる為に来てるようなもんだ。
採用する係は、落とす係でもある。
大きくても小さくても、その人の人生に影響を与える場面だと思う。
昔は全然そんなこと気にしてなくて、ザクザクやってた。
なんでだろうな、あんであん時はそうだったんだろう。
自分が面接に行ってた頃とあんまし距離がなかったからかも。
あるいは、血気盛んで、人の事なんか気にしちゃいなかったのかも。
今はちょと違って、
あー、なんか落とすの悪いなぁと思う。
仕事が出来そうとか、出来なさそうとか、一体何を偉そうに、頭の中で考えてやがる、なんて自分で自分の事を思う。
せいぜい30分かそこらの時間で、その人を見抜く力なんて、自分にはないし、ならば誰にあるんだろうね。
誰にもないとしたら、誰かが決断しなくてはいけない。そんな係なのかなぁ。
もっと考えを先に進めれば、
仕事できないからってなんだっていうの、って気分もある。
仕事できないくらいなんなのよ、そんなん人間性に関係あんのけ。
「仕事が最高に出来る嫌な奴」と「仕事が全然出来ない、最高にいい奴」どっちと一緒にいたい?
そんな無邪気な二択が浮かぶけど、
世の中そんなに単純じゃない。
ん、雲行きあやしい。あらららら、
そのうち、仕事ってなんだ、人生ってなんだみたいなトコまでいくと
考えがパッタリ止まって、どこへも動き出せなくので、ほどほどに。
確かに新しい出会いはある。
ウチで今、レーベルで働いてる人の1/3は昔からの知り合いで、1/3は知人の紹介だけど、もう1/3はごく普通の求人から面接。
で、10年くらい働いてる人がごろごろ。
ウチの会社の一つの個性を担ってる人多し。
あんときは何にだしたんだっけ、
フロムエーだったっけかな。あのころは。
そんな出会いもあるんです。
そういうのって求人の醍醐味ね。
せっかくだから、夜中の身内話。
昔々約20年前に、やっぱ面接担当は僕だった。
どこをどうみても、ウチの仕事には馴染まなそうな人がいて、でもなんか気になって、
つまり、なんだかわかんないけど輝いてる人がいて、
とりあえず、なにやるのかはわかんないけど、アルバイトで採用。月日は流れて退社して、
で、今、二児の母として我が家にいます。
あれ、この話、初めてした。これ、結婚してなきゃ今時でいうパワハラだよね、危ない危ない。
でもね、気になったの。
なんか気になるの「なんか」の中身が解明できると、人事部の仕事にも多いに役立つと思うんだけど、
そんなん分かったら味けないよね。
分かんないから分かろうとするんだよね。
明日から、「なんだかわかんないけど輝いてる」人に一杯あえるといいなぁ。
もちろん仕事方面。