娘の話

うちは娘二人。
下の方がませてる。
小悪魔agehaが愛読誌だって話は前に書いたけど、
さすがにそれはないだろうと、だって幼稚園児なんだからって、方向転換させて、
現在はなんとかポップティーンに鞍替えさせる事に成功。でもポップティーン
表紙とかグラビアにキラキラしたお姉さんが載ってるのがいいらしい。
ちょと目を離すとコンビニで、海外のセレブニュースみたいな本を手に取って「これ欲しい」っていったりする。パリスヒルトンが表紙だったりする。全く油断ならない。
ラメとか光ものとか大好きで、大きくなったらギャルになりたいらしい。
ギャルかぁ、まあいいけど。
でも可愛いもんだよ。まだまだ。
ご飯食べててね、好き嫌いあるじゃん。こないだご飯に入ってるシソがいやだとか言うの。
ここぞとばかり
「いやー、今ねギャルにはシソ流行ってるんだよ。『シソギャル』って知らないの」
などと思いつき言うと、「分かったガンバル」とかって言って食べるんだよう。
あれ、そんなに真に受てもらう予定でなかったのに、流石にそんな鵜呑みにされると
こちらの心が痛む。
可愛いね。
こんな感じ、あと何年続くんだろう。
ずっとでもいんだけどなぁ。


お姉ちゃんの話。
こちらは小学生。中学年。
ちょっとぼーっとしたとこもあり、マイペース。そこもまたいいんだけどね。
もう寝ようか夜の9時頃。
布団でね、モゴモゴと話すのっていいんだよ。
なんかね、友達とかママとかに話せない話もあるみたい。
自分だけそう思ってるのかもしんないけど、まぁいいじゃない。今、パパにだけ話されてるって思うのっていいじゃない。
娘が言う「あのね、なりたいものがあるの」
「なになに?」
「でもね、無理かなあと思うの」
と言って、言葉が途切れる。
自信ないのかなあ。
無理なんかないよ、本気なら。
「いやいやいや、何言ってんだ。ほんとになりたいと思ったらなれるんだよ、きっと」などと言ってみる。お前がなりたいもんなら、なんでも協力するよと、やっぱ親は思うんだ。心から。

とりあえず「何になりたいのかいってみろ」と言う。

意を決した風に
「お笑い芸人の娘」

えーっ娘なの。自分がお笑いでなくて、その娘なのー。それって実現するには、僕がお笑いに入んないといけないんだけど、今からかい。
いやぁ、びっくりしたね。
あまりにもびっくりして、何故に「お笑い芸人の娘」になりたいのか理由を聞くところまで行かなかった。
しかしまぁ、この発想のぶっとび方はみどころあるよなぁ。そう来たかって感じ。その件で協力出来ることは無いけど、そんな事考える長女がさらに1段階好きになった、大物だ。