単に財布落としたって話の続きなんですけどね

くどいすかねぇ。
でもね、ちょっとでいいので聞いてください。
去年の11月に財布落としたんですけど、生まれて初めてだったんですよ。
それでね、かなりショック受けて、
ここから僕は一体どんな教訓を感じ取ればいいんだろうかって思ってたんです。
で、結論は二つ。
ひとつは「自分が財布とか大事なもんは落とさない人間だなんて、思い上がるな」って事。
大いに反省しました。
財布無くす人、携帯無くす人、酔ってそこら辺の道路に寝てる人は自分の体落としてるようなもんだとか、自分は絶対やんないとか
そんな事思ってましたねぇ。
いやぁ、タイミングさえあえば、自分もそんな人のウチの一人になっちゃうんですねえ。
何かを落として傷心の人々に、「気をつけろよ」以外のもっと優しい言葉をかけてこなかったのが悔やまれます。
でも、もう大丈夫っす。仲間を大事にします。
さて、もうひとつの教訓は
「大抵のものは再発行出来る」。
免許も保険証も印鑑証明のカードも、パスモも、現金ももちろん大事ですよ。
落とした事がハッキリした時は愕然としましたもん。
でもね、大抵のものは再発行出来る。
現金は戻ってこないけど、給料日はやってくる。
免許は府中までいかなくちゃいけない。保険証はコッソリ手続きできなくて、会社の人に無くした事を白状しなくてはいけない。恥ずかしくて悲しかったなあ。
パスモは下北の駅で簡単に再発行できるんだけど、定期売り場に行って「すいません、タスポ無くしたんで再発行してもらいたんですけど」って言ったら駅員さんにきょとんとされて、五回くらい言い直した。パスモとタスポを言い分けるなんて、自分が70才になったら絶対自信ない。も少し直感的な言葉に言い換えて欲しい。「切符がわり」どか、「煙草カード」とか。
まぁまぁそんな微妙な苦労はあるけど、手間と時間をかければ、大抵のものは再発行できる。
嬉しいなぁ。
再発行できちゃった。
どうやっても再発行出来ないもんて、一体なんなんだ。
それこそを本当に大事にしないといけないんだなって思った。


ところで、悲しい話。
一体僕の財布と中身はどこ行ったんだろうなって。
思い当たる飲食店にもタクシー会社にも問い合わせた。警察にも届けてある。
念のため、今年に入ってからも、それぞれ問い合わせた。でもどこにも届いてない。
どこ行ったんだろう。誰か拾ったんだろうか。
自分が拾ったらどうするだろう。
別にいい子ぶる訳でなくて、届けるなぁ。
学生の頃、もっとピーピーしててギラギラしてた時だったらどうだろう。
現金はくすねたかもなあ。でも免許とか保険証とかは、別にもってて得しないし。現金だけ抜いて、どっか目立つとこに置いといたかも。それ見た別の誰かが交番に届けたかも。
って思うんだよなぁ。僕の考えではそう。
自分が間抜けなんだから、たいして文句は言わないけど、誰か拾ったんだったら、持ってても意味ないカード類、証明書類は持ち主に返るようにしてくんないかなぁ。
拾った人はどうしたんだろ。なまじ親切心だして足がつくと嫌だから、捨てちゃったのかな。単に面倒くさくて捨てたかな。
結構困ったんだけどな。カード類が出てくるだけで大分シアワセだったんだけどなあ。
どっかに、ぼそっと、ゴミのように、ゴミと一緒に捨てられてんのかなぁ。残念だ。
世の中にはもっとデカい悪意が山のように転がってるのは、新聞みたら分かるけど、
自分が、自分の財布がそんな悪意に会っちゃっんだって事が、悲しいんだよなぁ。
それも教訓かな。それはちょと寂しい教訓。


あ、二行目に「でもね、ちょっとでいいので聞いてください。」
って書いたのにかかわらず、
結構長い。わるかったっす。