ひたちなかの夏は『よい天』です

daimas2008-07-24

毎年毎年、ひたちなかではdaimas cafeを出していた。カウントダウンジャパンを入れると三年で六回やった。
相当にいい経験だった、かなり楽しかった。そんで有意義だった。
でも去年のカウントダウンジャパンでやめることにしたのは、とても単純な理由で
「本気になってビールやカクテル売ってると、ステージ見る暇が無くなる」って事だった。
飲食のプロならいざしらず、それはあまりに本末転倒。
なので、おしまいにしたんだけど、
今年の夏は僕らの仲間のバンドも沢山出演するし、
その上初出場組も多い。
なかには、「やっぱ僕らのカクテル作りますよね」なんて嬉しい事いってくれるバンドの人もいて、
うーん、どうしよう。
どうしようつったって、やっぱバンド見る暇なくなるのはヤダ。


という訳で、悩みながら下北沢のはずれ、
家にいるよりココに居る時間の方が長い人を生み出してしまう店、マスターの愛想が悪いことで有名な店、貸し切りって書いてあってもなんだか入れてしまう店、朝六時からでも飲ませてくれる店。閉店て看板が出してあってもズカズカと常連が集まって来てしまう、優しいのかワルいのか判然としない店、
常連のMさんがフジロックに行ってるので、一時の平和が訪れている店、
そんな知る人ぞ知る『よい天』でぼんやり相談していたら、
本気で誘うんなら詳しく話を聞かせてくださいと、
鬼のような顔でコジマが言った。
愛想はないけど心根優しいのね。
それからちょくちょく相談してたのだが、最後はいつも夜明けごろ、グズグズになる。
「今度、酒飲んでない時に話してください」ととうとうコジマが言った。
無理いうなよ、だって飲み屋だもんここ。


そんなこんなあって、一度だけ昼にミーティングして、
僕らと『よい天』でひたちなかに出店することになった。
あまりにも嬉しくて
うちの近所に住んでる家具デザイナー兼「オヤジの会代表」の加藤さんに、立ち飲み用のカウンターをこさえてもらった。

うーんナイス。
家具のコウバでは使い道無く、捨てられて、燃やされしまう事になってたのを、もったいないからくれっつって加藤さんが引き取ってきた板。
引き取ってみたものの、さっぱり用途が見えなかった材が、見事にカウンターの天板になってる。そういうの好きだなあ。
早速、『よい天』に運び入れてみた。
ひたちなかで使うのになんで店に持ってくんですか、邪魔じゃないですか
とコジマに怒られた。
仕方ない、見せたかったんだもん。

でも、置いてみたら、ずっと昔からあったみたいにハマってた。
店が狭くなるじゃないすか
ってまたコジマに怒られたけど、満員の日なんて最近全く見てないので、別に関係ないんでないかと考える。だって上の写真、開店前でなくて夜九時、絶賛営業中、でも無人。カフェ業界風にはノーゲス(no guest)


という訳で
今年のひたちなかでは、「よい天」でお会いしましょう。
飲食エリア、森のキッチンの一番はじです。
http://www.rock-net.jp/fes/08/foods_mori.html

(これより一週間以上、結構ずっと。このブログがよい天ブログになる予感がします、よろしくっす)