メガネと携帯

連休中の目標は
携帯を換える、と
メガネを買う、だった。
もう連休終わっちゃったけど。
メガネはなんとか買ってみた。
前のメガネは、度あってるんだけど、長いこと使ってたために
ツルがゆるゆるになっちゃって、すぐにずりおちる。
ライブハウスで汗ばんでる時とかは、ほんの一瞬下向いただけで
ずるっとそのまま床に落ちちゃうくらいユルユル。
酔ってトイレ言った時も危ない。意識が有るときは極力、上向いてトイレに入ってた。
三回ほどメガネ屋さんに行って、ツルを調整してもらっんだけど、
最後のほうは、「元がぐらぐらしてるんで、直してもすぐにゆるみますよ」って言われた。
しかたないなあ。
昔々、履歴書に書く趣味が『音楽鑑賞』と『読書』しかない事に気付き、
これってどうなんだろ、やっぱウィンドサーフィンとか登山とか、
フムフムと言わせる趣味が必要なんでないかと思った。どっちもやんないけど。
かといって特にしたいこともない。
考えたのが『メガネ収集』。
これだと履歴書読んだ人も、興味が湧いてくるんでないだろうか。
きっともう履歴書書くこともないと思うけど。出来れば書かないですみたいけど。
なので、僕の趣味は『メガネ収集』にきめてある。
いつかはメガネミュージアムを作りたい。これたぶんウソ。
そこにあるのは、メガネというだけではダメで、必ず掛けられるもの、度があってて実用的なものだけと決めてある。
決めてあるのはいいけれど、実際にはメガネは二個しかない。
ちょうどいいので、今回は二個買うことにした。
今ウチの娘は小学校でかなり細かく「数え方」についておしえられてる。船は一そう、鳥は二羽とか、メガネって二個じゃだめだろうな、調べよと思う。
下北付近ではもう、メガネって6千円とか7千円の感じなんだね。
ちょとおどろく。
ベーシックは6千円でも、レンズをUVとか極薄とかにするオプションを選択するとすぐに値段が跳ね上がる。
店員の勧めに弱い僕なのだが、二個というプレッシャーがあるせいで、オプションを全部断れた。ああ珍しい。
二万とか三万とかする高いメガネと安いメガネ、どう違うんだろうなぁ、と思いつつ帰る。翌日にすぐ分かった。
同じセルフレームでも、今度のは断然重い。
半日で、鼻と耳、メガネが当たってるトコが痛くなる。
最初はなんでこめかみが痛いのか分からなかった。レンズがあってないのかと思った。冷静になったら、耳の付け根が赤くなってるのに気付いた。
つまり前のメガネより重いんだな。
えーそんな落ちなのか。
いえいえまだ分かんないよ。慣れたらきっと大丈夫なんじゃないだろか。
もうちょっと、待つ。


昨年来、ずっと使いにくいと思ってた携帯も、ようやく1年ったったので、心おきなく機種変更できることになった。
残念ながら連休中は行けなかった。
宿題を果たしに携帯屋さんにいってみた。
「ちょっと携帯お借りしマース」と言って手際よく調べてくれた。
ん、11ヶ月。
一ヶ月単位でしかでないので、あと何日かは分からないけど、きっとあと少しだぁ。
「今換えると頭金分損しますよ」と優しく言ってくれる。
そうか、それならば我慢しようと考える。
もしあそこで、「思い立ったら吉日だから、今日換えちゃいましょ」って言われたら、きっとエイやっと換えてたと思う。
だって、なかなか思い立たない性分なんで、この機会を逃したらまだまだ先になりそうだから。
冷静になれば、携帯屋さんの言う通りだ。感謝する。そして数日待つことにした。11ヶ月と何日なんだろ。あと何日なんだろか。