syrup16g 武道館
出会ったのはいつだっけ、Free Throwの前後だから99年だったかな。
今日のライブ見た感想は、
この9年くらいずっーっと長い物語を読んでいたんだなぁって。
途中はグズグズしてたり、新しい展開ないままに時間だけ進行したりして、
この物語は一体どうなることやらと思ってハラハラしたりヤキモキしたり。モヤモヤもあったな。
そして、今日のステージは最高だった。
最後のページは今日のステージだったんだ。そうだったんだな。
今日のステージがあってsyrup16gのストーリーはとても美しい物語として完結したと思う。
いつでも音源は聞ける、手元に残しておけるんだといいながら、
この三人でこんな風に演奏する光景をもう二度と見ることは無いんだと思うと、
やっぱ寂しい。
でも、長生きすること、あるいは単に生きてくことは、
誰かを看とっていくことだ。
syrupの最後を見る事が出来てよかった。それも一つの幸せなんだと思った。
鳥肌立つ瞬間が何度もあった。
解散だからとかそういう意味合いでなくても、いつまでも続いて欲しいステージだった。
3時間こえてても、もっともっと見ていたいと思った。
勿論メンバーが最高。
そしてコンサートは、特にこの規模のコンサートはスタッフの叡智と努力が結集されて成立する総合芸術なんだって事も改めて知った。
こんな素晴らしいライブ見せてくれたスタッフにもとっても感謝してます。
あんなに人の入ってる武道館はじめて見た。ぐるりとステージを取り囲む静かな熱気。お客さんも含めて最高。
アンコールもこれで最後かなって雰囲気が流れて、
Rebornはやってほしい曲だけど、ここでRebornやられたら、もう今日が終わってシロップが終わってしまうから
やんないで欲しいって思ったけど、やっぱ最後はRebornだった。
曲の終わりの方で、途中で客電があがった。真っ白になった。
不思議と悲しいとか残念と思う気持ちでなく、すーっと、全部終わったなぁって気持ちになった。
あの光景がとても美しかったからだと思う。
ステージの内側は全然しめってなく、
清々しいくらいに全力で、いきいきしてた。
メンバーが輝いてたと思う。
カラッとしてたよね。
それを見て僕は思った。
まぁ今日くらいはさ、終わったなぁってしんみりしてもいいけど、少しくらいどんよりしてもいいけど、
大いに落ち込んでもいいけど、
彼らは間違いなく、明日を生きる活力を目一杯くれるライブをやってくれたんだから、
だから僕らは明日からもっと頑張ろうと思った。
syrup16のメンバーのみんな、本当にお疲れ様。
そして、またね。かならずまたね。
スタッフのみなさんありがとう。今日の事は歴史に残る、記憶に残る、そう思う。
今日は僕も一人の観客だったけど、集まったお客さんにもありがとう。
なにがあっても行ってたと思うけど、
行けてよかった、行ってよかった。ほんとによかった。ありがとう。