チッタ、川崎、DRF

チッタに行った。
こないだの続きではないけど、ここも20年近くやってる。
開店した当初はずいぶん行った。
昔話めいてアレだけど、KUSUKUSUやパンパンハウスもここで見た。
餃子大王のイベントがあって、電気グルーヴが出演してたのは1990年。今では考えられない組み合わせ。
そのイベントは年末だったんで、餃子大王一行が大阪から来る新幹線のチケットがどうしてもとれなくて、エイヤッとメンバー10人分、グリーンにしてみたりした。
グリーンだけ空いてたんだ。
どう考えてもやり過ぎだって、怒られた。
餃子大王は大半のメンバーが公務員だったんで、出演料は受けとれなくて電車の手配はしてもらうってやり方だったんで出来た事だけど、ま、やりすぎだなと今でも反省してる。


さてさて、ダイノジロックフェス
今回で三回目。
今回も気合い入ってる。二回のオールナイト公演に加えてアフターパーティで一日。
バンドだけでも目一杯気味なんだけど、もひとつバーの方にステージもあり、転換の間にもDJあり、お笑いありで、
ひたすらツーマッチ。
バンドとお笑いが同じステージに立つって企画意図は時折みかけるんだけど、あんまし空気が混ざってなくてうまくいってない事も多い。
でも、ここはばっちし。ここだけはバッチリと、高い温度で同じ空気が。
それはきっと『ダイノジロックフェス』って精神が一本ズボッと貫いちゃってるからなんだろうと思う。
アーティストの多さも時間の長さも、出演者のはてしないバラエティ感も、フードコーナーのチャッキーマカレーも、その一本が通ってる事で僕らは全部楽しめるんだと思う。かなりイカした日。
昼からオールナイトで休みなしでも、ダイノジの二人はきっちり各バンドのステージ見た上で、主催者として挨拶したりねぎらったり。これはホントすごい。
ありとあらゆるイベントの主催者はみならうべき態度だと思う。でもなかなか難しいと思う。スタッフに徹してる人でも難しいと思うんだけど、彼らは自身も出演しながら、それをやってのける。これホントすごいと思う。ほんと。


そう言いながら僕はイベントの頭からは見られなかった。
ちょいと所用で23時到着。会う人と会う人に「若返った」とか「ツルツルしてる」って言われる。
いや、別にそのなにですわ、風呂入って来たんで。
お前の所用は風呂なのかい。いえ、そうではないんだけど、ごにょごにょごにょ。
恭一会った、有江くん会った。
BAZRA見た。
昨年のワンマン以来久しぶりだった。そのせいじゃなく、
なんだかもう「うわ、こんなカッコいいバンドここにいたんだ」って単純にとっても嬉しくなった。
三人が今放出してる高速グルーブは、『絶対無敵』って言葉ががよく似合う。
ロックビーストで、モンスターオブグルーブっす。カタカナにすりゃいいってもんじゃないっすけど。
沁みる力と巻き込む力、そして狂わせる力が、いよいよパーンと花開いて
変な言い方だけど、バンドがさらにバンドらしくなった。ほんと見時っす。


帰り道はバズラ号に乗せてもらった。
朝方近いけど、まだまだ暗い。
土手みたいなとこの横をずーっと走る。
夜に機材車に乗って、後ろの方で半分眠りながら窓を見るのが好きだ。
夜の中を走ってると、ここは一体どこで、この車はどこに向かってんだろう、
一体どこに連れてかれるんだろうて気になる。
土手だなぁ、まんずなんもねえなあと思ってると、黒々とした広い幅の向こう側に、白い光が繋がってるのが見える。
ああ、そこは河か。土手だからそうだなと思う。河の向こう側に一本道路があって、渋滞中なんだなと思う。
奇麗だった。
ぼーっとしてみてると、土手の上に人がいた。
真っ暗な中、風に吹きっさらされて、一体なんでこんな寒いとこにいるんだろう。こんななんもない土手の上で何やってんだろう。カップルだからしょうがないか。二人だとあったかいのか。