神戸 ロスト

神戸のWYNTERLANDに行った。
LOST IN TIMEガガガSPCoccoという、
おそるべきラインナップ。
芯が通っている気もしないではない、
さっぱり意味が分からない気がしないでもない、
どっちなんだろ。どっちもって事もあるぞ。
実態が分からない時は、
とにかく一度、目にしたり、手にしたり、食べてみたりするしかないので、行ってみる。


ごく自然に、ステージに用意された椅子にフワッと座るだけで、なんだかそこにいるだけでCoccoの世界にしてしまう
Coccoはやっぱスンゴイですね。
全く目が離せない。息詰めてみちゃう。
ずーっとそんな見方してると、首のあたりがこわばってクラクラしてくる。
何かを楽しみ切るには体力とかキャパシティとか必要なんだって事だと思った。
富士山の五合目まで登れる体力がある人は五合目まで登ればいいけど、
山頂まで登る体力がある人は山頂まで登れる。
どっちが人間としてエライって事ではないけど、山頂まで行けた方が喜びは大きいんだろうな。なんて事考えながら休み休み見てた。


神戸代表ガガガはのっけから客席を巻き込んでお祭りみたいなステージ。
エネルギッシュだったなぁ。
哀愁おびた応援団みたいだった。


なんて二組に挟まれて
ロストインタイムはどうするんだろ。
実際の出番はロストが一番最初なんだけど、
やっぱなんだか挟まれてる気がする。
なんだかんだ言っても、いろいろと気にしても、しゃあないんだな。
いつも通りというかなんというか、真剣に気持ちこめて演奏して唄って、話すって事なんだなと思った。
ぱっと見、普通、一見地味、でもその中に忘れらんない何か残すってのがロストのやり方なんでないだろうかと、思った。
短い時間だったけど、そんな事が出来たんだろうか。どうだろう。出来たと思うけど分かんない、こればっかりは。来た人全員にインタビューするわけにもいかないし、インタビューしても心の奥底まで覗けるわけでもないし。
やるべき事やりつづけて、あとは信じて待つって、あ、それはなんでも同じなんだなと、
わざわざ神戸まで来て気付く事でもないんだけど、たまにはそんな事を思い返すのもいいと思った。