syrup16g/GHOST PICTURES

daimas2007-10-30

シロップの今年6月3日の日比谷野外音楽堂のライブのDVDが出ます。
収録曲は
ーchapter
#もったいない
# 天才
# ソドシラソ
#落堕
#汚れたいだけ
# Shout to the sky
# 空をなくす
# 真空
# Reborn

ーchapter
#イエロウ
#I・N・M
#シーツ
#正常

以上13曲です。69分の作品です。
発売日は11月28日。来月です。本来であればもっと早くこのブログでも告知したかったのですが、なかなか確定できませんでした。
ここに来て、ホントにこの日に発売出来そうな態勢になってきたので、CD店の情報より後になってしまいましたが、お知らせします。

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工場に納品されるマスターテープを見てると、
6月3日の野音で起こった事がありありと思い出され、
また、その日には見えていなかった事も記録されていると思った。
前作のDVD「遅死10.10」にはストーリーがあった。
今作の「GHOST PICTURES」には、美しい絵で埋め尽くされる瞬間がある。
僕はここに納められている絵に度々、息を呑んだ。売らんかなで言ってるのでは決してない、ほんとに息を呑んだ、うなった。


2007年のシロップは一体どうしていたのか。
今のところ、数本のライブとこのDVDを残しただけだ。
それって活動してるか、してないのか、
生きてるのか死んでるのか。
そして12月は『END ROLL』。とうとう東京はNHKホール。異常なキャパだ。
一体なにが起こっててどこに向かおうとしてるか、
その答えはここはないけど、
今年の6月3日に彼らがどうしていたのか、それはこのDVDにクッキリ残ってる。
1年に200本もライブやれる人もいる。シングルを10枚出す人もいる。それは尊敬する。すごい。
シロップはその反対側にいる。
だからこそ、ここに全てを賭ける、ここに全てを集中する、そんな事がこの日の野音で起こったと思った。
張りつめた空気の中で進むライブ、アンコール後の頃合い、
日比谷野音を包む闇と照明が織りなす光景は、幻想と現実が往き来する不思議な世界だと思った。
そこで演奏するシロップは、時にとっても人間くさく、時に神々しい表情を見せる。
その映像は人間が作ったものだけど、人間だけでは作れないモノのような気がする。言い過ぎだろうか。
このDVDには
いろんな思いが詰まってる。
いろんな絵が詰まってる。
発売が確定できるまで、だいぶ手間取っちゃたけど、
なんとかこのDVDが作品として残せてよかったなあと、心から思うので、
まぁ、僕がそう言っても手前味噌でしかないんだけど、
ほんとに心から思うので、
ぜひどっかで見てください。
そして12月は、お互いに都合が許せば、『END ROLL』で会いましょう。ぜひ。