運動会の話と、違う話

運動会は淡白だった。
運動会自体が淡白だったのか、自分が年々淡白になっていくのかは不明だった。
最初の運動会とか、結構な興奮をしたりするんだけど、
やはり慣れなんだろうか。
慣れかなぁ。

とは言え、本人はずいぶん前から楽しみにしていた様子で、
つつがなく終わって良かった。


沢山のCDをリリースしてきたし、
ライブも一杯みたけど、
そんな慣れもあるんだろうかと、
自問自答。
たしかに、4バンドやってても、目当てのバンドしか見ない事も
随分多くなった。
効率はいいんだけど、何かを失ってるような気もする。
イベントの質というか、期待感にもよるんだけど。

こないだノーベンバーズ見に行った時に、たまたま見た
YOLZ IN THE SKYが滅茶滅茶にカッコよかった。
ほんとなんの予備知識もなくて、このバンド名はどうやって読むんだろなんて考えてたら、すんごいびっくりした。
3曲めくらいまでは、一体これはなんなんだろう、自分はこれが好きなのか嫌いなのかもさっぱり分かんないと思ってたんだけど、
後半は終わって欲しくないらい、どっぷりと持ってかれた。
紹介の紹介とか、誰それの噂とか、随分入って来ちゃうんで、
そんな出会頭のショックは最近めっきり少ないんで、とても嬉しかった。
レーベルはしっかりとLESS THAN TVなんで、仕事でクロスすることはないと思うけど、またすぐにでも見たいバンドだった、そんな事思うのもひさしぶり。


いきなり運動会に話がもどるんだけど、
幼稚園でも小学生でも、もうすでに個性ってのはあるんだね。当たり前か。
やたら陽気な子もいるし、隅っこでぼーっとしてる子もいる。(それどっちもウチの子なんだけど)
子供って、正直なだけでなくて、
嘘ついたりズルいとこもあったりして、なんだそれって、大人と一緒じゃんと思ったりする。
単にテクがない嘘だからバレたりして、子供って可愛いねなんてリアクションになるけど、
すでに、完全にまっすぐではないんだよなぁ。
どこの親でもさ、自分の子供はまっすぐにそだって欲しい、思いやりもって欲しい、誠実であって欲しいと思って育てて、
きっと子供自身もそう思ってたりするんだろうけど、
段々と大人になっていくうちに、
どうしても何パーセントかの人間は、イヤなヤツになったり、悪いヤツになったり、
更に何パーセントかは、悪の道に入って行って、犯罪おかしたり、あるいは凶悪な犯罪おかしたりする。
運動会には、純真な風景と匂いが一杯あった。
転んで泣いたり、勝って喜んだり。
どこでどう、分かれ道があるんだろう。
どういう別れ道なんだろう。
みんな、心もスクスクそだてばいいのに。
そうはいかないもんなのか。どうしてだろ。
そんな事も思った。


ところで、毎年、お父さん参加の綱引きがあるんだけど、
今年は初めての試み、お母さんが参加の綱引きだった。
僕は一昨年やってるので分かるんだけど、
綱引きは結構ハードなんだ。思いっきり引いてるとこを、逆に思いっきり引きかえされたりするもんだから、
腰に思わぬ負担がかかる。
だから僕は去年は参加しなかったんだ、大事をとって。
さて、初の綱引きに挑戦した、我が家の母さんは、
歩けるけど腰が曲がらないという症状を抱えて帰ってきた。
えーと、それは軽いギックリ腰ではないだろか。
綱引きは要注意なんだってば。