営業会議

今日は2007年一発目の営業会議。
ああ、そうだ、ウチの福田さんは今月限りで退社して、田舎に帰って結婚すんだなあ。
そんな事も思い出す。いや、まだいるんだけどね。引き継ぎ含めて、そんな準備もしないとな。
長いのか短かったのかは、よく分かんないけど、滅多に経験できない事を沢山味わった濃密な時間であったんではないだろうか。
僕はそんな風に思うし、彼女もそんな風に思ってくれてるといいんでないかなあと思う。
みんなそれぞれ、その場所で幸せになるのがいいと思う。


会議ではいつくかの大規模小売りチェーンの姿勢の話も。
インディーズの売り場が無くなったとか、
メーカーからの営業は基本的に受けつけないとか、
1000枚以下はアイテムではない、とか
なんだか厳しい事を言ってるお店も多いんだな。厳しいぞ、おい。
とある大規模チェーンでは、オリコン上位のものだけを厚く売る戦略がうちだされたそうな。
うん、そうだなあ。多品目を少数ずつ売っていくよりも、コストパフォーマンスいいもんね。
手間も少なくなるし、絞りに絞ってそのアイテムだけ大量に売れば、仕入れも安くなるもんね。
沢山売ると、安くなるんだよ仕入れ値って。そんな慣習はCD店にもあるんだよ。
僕は、それはいいと思う。
皮肉とかじゃなくてね、企業として、効率よく利潤を求めていくのは、圧倒的に正しいと思う。
で、それはいい。ほんとにいい。正しい。
で、僕らはどうしようか。
同じとこは目指せないなあ。
誰も知らないアーティストが、誰でも知ってるアーティストになる瞬間とか、
ほんとのほんとに自然発生的な現象とか、
全くノーマークのとこから自力で駆け上がる人とか、
100人しか聞いてないけど、その100人にとってはかけがえの無い音楽とか、
なんだかしんないけど、そんな事が好きなんだよなあ。
その考え方が間違ってても、正しくても、それが好きなんだから、それをやるしかない。
だから、厳しい時代には厳しい時代にあった、やり方が必要なんだろうなと思う。
真剣に考えないとなあ。
もっとも、そんな楽な時代なんてほとんどなく、いつも厳しかったし、いつも真剣だったような気もする。
更に一段、更に一段ですね。


そんな事いうと
「CDショップが再編されようが、レコード会社がいくつ潰れようが、気にしないよ。それって音楽業界の事情でしょ。お金払ってCD買ってるユーザーには関係ない話でしょ。」
って言い返されたりするんだけど、そうでもないと思うんだよなあ。
提供される選択肢が極端にすくなくなるって事は、ユーザーにとっても大問題だと思う。
デカイ通りがあって、早い車が走ってる。路地も自転車も必要じゃないだろか。


そんな話をしたくなったのは、なんでだ。
とりあえず、順風でも逆風でも頑張りますよって、宣言してみたいからだろなあ。
言っとくと、やんなきゃないけないから。だから沢山の人にいっとくのがいいような。
やんないとなぁ。
前に友達も言ってたよ
「だって、自分でやんないと自分の好きな音楽がなくなっちゃう」
その通りだと思った。