じゃがたら

学生の頃、じゃがたら、とっても好きだったなぁ。
4時間ライブとかあって、ずいぶんと休憩しながら楽しんだり、
主に渋谷の屋根裏とか、法政大のオールナイトとかでみた記憶あるなあ。
法政のオールナイトはいくつも思い出がある。
学館っていって、室内だとカンパ500円。
屋外だと無料だもんね。
スタッフの学生もイキイキしてて、仕事してんだかのりまくってんだかよく分かんない人多数で、
活気あったなあ。
そんな僕も、じゃがたらに僕らの学園祭に出てほしくて電話したことがあった。
当時、宝島社から出てた、ロックファイルってバンド名鑑みたいなのが、連絡先の電話番号とか乗ってて、すんごい便利だった。
これって、ほんと僕ら見たいな学祭やってる学生のためにあんのかなって思ってたもん。んなわけないけど。
じゃがたらの連絡先は「ジョーのガレージ」って書いてあって、ドキドキしながら電話したよ。
その頃バイトしてた、レンタルビデオ屋のピンク電話から電話した。
「あのう、僕らの大学の学園祭に出てほしいんですけど」
「いいよいいよ、あのよー、楽しければ俺たちどこでもいくからよー」
やけにテンション高いこの人は一体誰なんだろう。
もしかして、もしかしてボーカルのアケミさんですか。
「そうだよ、だからよー、俺たちはよー、面白かったらどこでもいくからよー」
僕は学生で大ファンなわけで、おそるおそる事務所に電話したら本人が出てるわけで、
そんな事って想像できてないから、ものすごく緊張して、ものすごく嬉しくて、興奮した。
椿屋のライブの問い合わせして、電話にでたのが中田くんだったら驚くもんね。
ロストの通販たのんだら、海北くんが窓口の人だったら、そりゃね。
まぁまぁ、そんな驚きを持ったんですよ。それ以上かも。
さてさて、こりゃ大変だ。僕としてもしっかりと聞いてしっかりと受け止めなきゃ。
「あのう、じゃがたらにとって楽しいってどんな事なんですか」
「だからさ、ただ教室でライブやったって面白くないんだよ。そんなの普通なんだよ
学校でやるんなら、学校全部がディスコになるようなさ」


そうか、ディスコになんなきゃいけないんだ、しかも大学全体が。
これはえらくハードルが高い。
電話切ってからしばらく考え込んだ。
今だったら、いくつかのアイディアは出せるかもしんないし、少しは狡くなってっから「そこまではいけないけど、充分楽しいっすよ」とかなんとか言ってもう少し粘ったかもね。
そんときはもっと純だったし、なにが出来るのかすらさっぱり分かんなかったんで、
やっぱり僕の力では、大学中がディスコになんないよなあ、なんて。断念した。
勝手に考え込んで、勝手に納得して、断念した。チンマイ野郎だなあ。

しっかしまぁ、ディスコって響きも80年代。
今時聞かない響きだね。
ついでだからもう一回言っとこう。
ディスコ。


てな事を思い出したのはなんだだっけ。
多分、サガビタンPの記事が面白かったからだなあ。ポリの学祭の話なんだけどね。
これとか  http://blog.excite.co.jp/polysicsblog/d2006-11-24  
これとか http://onsen1.cocolog-nifty.com/blog/       。
なんだ考えれば出来んじゃん、楽しめば出来んじゃん。頑張れ23歳の自分。などと思ったりして。
臼。