運動会

ウチの次女は今、幼稚園。運動会をとっても楽しみにしてて、ずいぶん前から「応援してね、応援してね、ゼッタイ応援してね」って言ってた。
晴れ舞台みたいな気持ちなんだろな。
夜中に帰って、そっと布団に入ろうと思ったら、ムックリ起きあがって「運動会来てね」って一言、そしてまた寝たって事があって、とってもびっくりした。
そんくらい楽しみにしてたんだなあ。
当日になって、彼女にとっての第一種目はかけっこで、
とっても張り切ってたんだけど、4人で走って4着だった。
とってもむくれてた。
くやしそな顔つきになって、それから泣きはじめた。
あれはきっと、あんまり楽しみすぎて、緊張して、力が入りすぎたんだろな。
本人にとっては相当不本意らしく。「応援してくれないからだ」って八つ当たりされた。
そんな事もあるんだね。
お遊戯は「たらこ」。
幼稚園の先生って若い人が多いから、そんなセンスになるんだな。いいね。
先生がやるアトラクション風の出し物はゴリエのサタデーナイトだったもんなあ。
ウチの子は「たらこ」を踊ってても、さきほどのショックから立ち直ってないらしく、
家でさんざん練習してたテンションの10分の1ほどで、ふて腐れた感じでやってる。
よっぽど楽しみにしてたんだなあと思って、僕としては、相当面白い光景だったんだけど、本人にとっては切実なんだろなあ。
帰りに全員が、「頑張った金メダル」もらって、ようやく機嫌が直る。


「今日は頑張ったから、やきにく」と幼稚園児が言うのは、なにかおかしいけど、今日は言うこと聞く。
スーパーでアイス買って帰る。