ロフト

VENUS PETEROCEANLANEVOLA & THE ORIENTAL MACHINE
VENUS PETERの企画。彼らがこんなメンツでやるのはいいね。
時代感と若さの両方が出てる。
OCEANLANEが出る意味はよく分かる。
多分、メンバー的な交流はあんましなかったけど、
誘われて出たら、やっぱハマッたって感じなんだろうなと勝手に想像。

VOLAはどんな感じなんだろうかと思ってた。
ライブはもちろんVOLAのライブで、ガシッとニョロッと。
シリアスで脳天気で、つまりVOLAだった。
メンバーってどっかでVENUS PETERと接点あたっけ。
楽しそにVENUS PETERのライブ見てるのが少し不思議だった。
アヒト君とVENUS PETERのクロスポイントが分かんなかった。
先入観って駄目ね。聞いてみたら納得。
80年代の終わりから90年代の頭、その頃にすでに体験済みだったのね。
後追いでなくて、時代の空気として、海外で起こってる事が日本で同時に起こるって事が、確かにあった。
VENUS PETERはまさにそんなバンドだった。
アヒト君の青春もそんな時代のど真ん中だったようで。
そんな訳でノリノリで打ち上げに。


ところで、VENUS PETERの本番なんだけど、
ちょっとびっくりした。再結成の一発目も見てるけど、あれよりかなり。スゴイ事に。
あれね、当時ね、90年頃の演奏って正直、雰囲気モノって感じもあったけど、
かなりタフなバンドになってたよ。いうなれば新しいストロングスタイルでないか。
VENUS PETERを離れて、メンバーそれぞれが自分のフィールドでやってた事が、こうして結実すんだね。
後半にかけてグルーブが加速して、もう、なんだかここがどこか分かんない。
ロフトのようなロフトでないような、2006年のような2006年でないような、
東京のライブハウスで今見てるんだって事実のリアリティーが希薄になる瞬間だったよ。
これは再結成前より絶対キテル。
前を超える再結成って、滅多にないよね。ごくごく珍しいよね。
これは滅多にない、いい体験。