下北バナ

男はソレを我慢できない』の試写に行った。
渋谷の桜ヶ丘の試写室だと思いこんでいた僕は、ユーロスペースの地下だとも信じてたので、
ユーロスペースを目指して歩いていたのだが、
ユーロスペースは移転してるでないか。円山町に引っ越してる。
えーと今のユーロの地下が正しいのか、以前のユーロの地下が正しいのか、迷う。
桜ヶ丘というキーワードに助けられ、以前はユーロスペースで今はシアターNって名前になってるトコにたどり着く。
シアターNにつきたい訳ではなくその地下にたどり着きたいんだけどね。
なんやら試写っぽい受付があったので、入っていこうとしたらパンフレットを差し出されて、それは
神の左手 悪魔の右手」のパンフだった。楳図かずおの原作だ。おどろおどろしいぞ。
なんだこれは。どうなってるんだろ。
手元のファックスを取り出して「神の左手 悪魔の右手」の受付の人と一緒に読む。
とても明るい笑顔で
「あー、これは六本木の試写室ですね」
えっ、あらまそうなの。
「30分前なんで今からいけば充分まにあいますよ」
そうですか、すいません。
神の左手 悪魔の右手もよろしくお願いします」
ご丁寧にすいません。もちろん忘れませんよ。


とりいそぎ六本木に向かう。
なんとか間に合う。
なんでこんな事になってるのか、少しは言い訳あるけど、まぁおいといて。
映画はね、絵がキレイ。音楽の使い方とか結構シビれる。
全編を通して一番印象に残るのはガールズの「Cherry Bomb」。
The Runaways でなくてガールズってとこが、すごいな。日本語だよ。
そんなトコに食いつくのは僕だけなのか、他の人もなのかは、公開後に教えてほしいような。

下北に戻ってちょっと時間が余ったので、ミュージックマシン読んで知った曽我部くんの店に行ってみる。
シンプルに白で統一された店内は人がいないとガランとしてて寂しいけど、
ほんの数人、増えるだけで、くつろいだうちとけたスペースになる不思議な場所だった。
かなりDIYな感じは曽我部くんらしい感じで、そういうのは素敵だと思った。


夜になって事務所で打ち合わせ。
終わってから251の向かいの順洋丸。
いったら人が沢山いて、知った顔ばっかで、しかも年齢層が高い。ドロドロはしてない。サラサラもしてないけど。とにかく濃い感じなのはたしか。
何人か帰って、440に移動して、後から来たタクヤと居残り組の原島くんと山中聡さんと藤井さんで飲む。
アイムと正木がふらりと同じ店にはいったけど遠いテーブルに座ってこっちには近寄らないのはなぜだろう。なぜだかは分かる。まだちょっと濃いからなあ。僕のことではないと思う。思うだけ。