福岡

という訳で福岡。
福岡に来るのって何年ぶりだろう。もしかして5年くらい来てないかも。
ついてみると、ビブレの細長い楽屋に一列にVOLAとPOLYが並んで座ってる。
そりゃ細長いから、そうなるんだけどね。VOLAとPOLYがね一列にね並んでるのよ、なんかクスッとする。
二組とも前日について、すでに福岡の夜を一晩楽しんだ様子。
会場は満員で、とても暑い。
冬に暑いと困るよね。上着とかセーターとか脱いだらどこにおいとこう。


VOLA。おっ全員、黒シャツ。
福岡だからかな、MCの端っことか、顔つきとかに、今日はちょっとだけ、ほんのちょっとだけリラックスしてる感じがあって、そういうとこ見られるのっていいね。
ライブはね、いつも通りのクールでタイトなVOLA
エッジたったギターとアヒト君の声が中心に聞こえてくるけど、
ベースのね、ドゥインドゥインドゥインってとこね、やたらいいのよ。ほんとにね、あれだけ聞きたいくらい。
でもその楽しみ方は福神漬けだけで満腹してカレー残すようなもんだね。
どこの箇所の事か何の事か全然伝わってないと思うけど、ドゥインドゥインドゥインなのよ。聞いてよそれ。
ライブ全体では、渋谷もねカッコよかったよ、そして僕には福岡の方がもっといかった。
そんなに数多くライブやってるバンドでもでないから、一回一回が大切で、そのたびにいろんな事が磨かれていくんだろうと思う。
そういうのって、姿勢だよね。
だらっとやってたら、前回と今回とライブは同じだ。
いいなあ、そんな真摯さは。
飲むと飲むんだよね。飲んでる時と全然違う。当たり前か、当たり前だけどすごいのよ。


POLY。リーダーハヤシが一番好きな街福岡でVOLAと対バン。楽屋ではえらく濃度の高いNW談義が。
そんなシチュエーション、相当に燃えるようで、始まる前からかなりハイテンション。幸せそうな日。
ステージに上がってからは、ビブレの少ない酸素を一人で大量に消費する。
ついつい酸欠気味になるのは自業自得でないだろか。いやいやそれはちょっと冷たい物言い。
信じられないような汗をかいて、約一時間。
本編最後のシーラカンスん時はマジに倒れそうだったもんね。
今日も思い残すことなく、力の限り放出した模様。
東京で見るのとは当たり前にいろんな事が違う。
客数も違う、会場も違う、受け入れられからもやや違う。そんな事おかまいなしに、とにかくやる。
考える前にやれみたいな、アグレッシブなライブ体質が全開に出てる夜。
僕は東京で見る機会が圧倒的に多いので、どこでやってもポリはポリなんだなと改めて実感。
そんな感想今更すぎかも、でもね実際に目で見てそう思えると、またこれが。


打ち上げはとにかくもう、ご指名で。
「F」か「Y」なんだけど、出来れば両方なんだけど、とりあえず「F」。
全員集合。
ポリで飲むと言えばやはりフミ、ハヤシの2トップ。
VOLAはね、かなり強者で、すんごく飲む人3人、すんごく食べる人1人。
やっぱここいいなあ。なんだっけ砂肝の揚げたのと、ラーソー麺、あれ特にイイ。
この打ち上げかなりいいみたい。
雰囲気いい。バンドマンっぽい、大人っぽい、ベタベタはしてないけど、優しくてね、ずいぶん楽しげ。
仕事の話も少々。
福岡または九州で働いておられる方。
こうやって、福岡でしか会えない人がいて、福岡にしかない店があったりすると、来た甲斐がさらにますよね。
ライブだけでも充分なんだけど、さらにね増したらね、もうね、かなり。
ここでの打ち上げの終盤、有江くんのとってもチャーミングな酔いっぷりに、その場にいた全員が魅了される。
素敵。
結婚相手に考える素敵さとはベクトルが違うけど、素敵、


外に出たら、小降りだった雨が本降りになってた。
全員がバラバラになって、思い思いに次の店に。
ほとんど、帰る人はいないけど、みんなバラバラにどっか行く。行けるんだね。
へえ、大人のバンドっていいねとニヤリとする。
僕らも大人っぽく中年スタッフ3名で地味飲み。
既に、満腹&酩酊の後なので、一向に食べ物も飲み物も進まない。
帰らないのはなんでだろう、単に終わるのが寂しいのね。
会計したら、3千円。進んでないね、迷惑な客。


僕らはとっくに帰ったその頃、ハヤシ、フミ、スタッフMの三人は別行動で次ぎに行き、さらにその次の次で「Y」に行った事を知る。かなり朝方でないかい、それ。結局その2件にはいかないと終わらないのね。
あまりにハイになったハヤシくんは3年ぶりに替え玉までしたと言う。朝だってば。


お疲れ様。ほんと。
面白かった。
さて、次は。