ロストの厚生年金

今日はLOST IN TIMEの厚生年金ホールにいった。
開演前の楽屋を覗くと、いい感じの緊張感が漂ってて、
これはなんかいい。


LOST IN TIMEはショートカットしない。
他人がみたら、どうでもいい事かもしんない事にいちいちこだわって、
一つ一つの過程をとっても大事にするバンドだ。
えっ、そこで立ち止まんのって傍から見ると思ったり。
信号変わるからさ、歩かないとって言っても聞いてくれないような。
でもね、みんなが見逃してた大事なものが、実は落ちてたりしたんだなあ、あそこに。
促成栽培でない強さがあるような気がする。
桃栗三年、柿八年、梨の馬鹿野郎18年、そんな言葉も思い出す。
そんなこんなで、積み上げ積みあげで歩いて来た道、
今年の終わりに、精一杯の全力のライブやったんでないだろうか。


ウタがよく響いて、説得力が増してる。
バンドとして強くなってる。
やりたい事が一杯ありすぎて、出来ない事も一杯。
でも今日はこれだけはやる。
思いのこもった、2005年の集大成だね。
誰かと誰かは、泣いただろうけど、僕はまだ。
だって、まだまだその先がありそうなんだもん。


打ち上げがあって、海北とは後で話せるかなと思ったら、
珍しく一次会の最後までいなかった。
あらら、もう帰るのか。
どうせ朝までいるんだろうと油断してたので、会話無し。
それもいいじゃない。
やりきって、出し切って、ほとほと疲れて家路につくのは、素敵じゃない。


今日のコンサートの事ももちろん話すけど、これからの事も、
えのもっちゃんも源ちゃんも、スタッフ一同、
次回のライブ、来年の計画に花が咲く。
相変わらず、丁寧にコツコツと積み上げていくんだろうけど、
確実に前進するんだろなぁ。


来年のロスト、超楽しみ。