やたら濃い一日

なんだかんだで日が暮れる。今日は長文につき注意。
午後、ナゴム再発の打ち合わせ。
思ったより注文来てる。すごいね80年代パワー。
アマゾンの予約すごい。やっぱり『パソコン持っててカードも持ってる』30才中盤以降の人たちに届くんだね。
アマゾンのターゲットもナゴム再発のターゲットもそこなんだね。
ちょっと嬉しい。ちょっと悔しい。


打ち合わせ終わって取り急ぎ代々木ザーザズー
モーサムVOLA
今の僕にとって二つのバンドとも仕事とは関係ないとこにいるのになぜか身内気分。
スタッフの気持ちが乗り移った自分としては、とても残念な事に充分楽しめない。
ついついステージの細部を気にしたり、客席の様子をマジマジ観察したり。そわそわしてる。
こんなはずでは無かったのにと、急いでビール。
だんだん楽しめる。
そうか、なんか殻というか枠というか、そんなものを脱ぎ捨てるのには儀式として添加物として、酒が必要なのかと妙に納得。でも素で楽しめる方がもっといいよね。
ライブ終わって誰かと話してると、妙に元気のいい人に会う。
やたら話てる僕らは初対面。ところで貴方は誰。
日暮愛葉ちゃんだった。
あらら、アータが愛葉ちゃん。CDは聞いてたけど会うのは初めて。ひとしきり盛り上がり、ご近所である事も発見。
RCのかかってたアノそば屋で必ず昼ご飯を食べる事を約束する。


打ち上げをパスして、キークルーの熊谷さんと高沢さん、グリーンズの松崎さんと中目黒。
グリーンズは大阪のイベンター。今年もラッシュボールっていう、いかした、イカレタ、生真面目で芯の通ってるフェスやってる。
さて、4人で飲んでるとおもむろに高沢さんが自分の携帯を僕に差し出す。
なにかしらと思いつつ、携帯に打ち込まれた文字を読む。
「後ろにリリーさん座ってますよ」ナイス。サンキュー。高沢さんのめざとさに脱帽。
振り返る。
あらららら、ほんとにリリーさん。あららららほんとにフランキーさんじゃありませんか。
お仲間といらっしゃってるので、少々遠慮。
そのうち話そうと思ってたら、いない。気付けばその席は無人
走って追いかけたら追いついた。
「ひさしぶりです」そういえば去年のルースターズのロフト以来だ。
「ひさしぶり。奇遇ですね。昨日、銀杏BOYZの事話してたんですよ、偶然ですね」とリリーさん。
「あらま、誰とですか」
「イトコと」
あっそうですか。相変わらずのつかみ所の無さ。やっぱりいかしてます。
「思いついた事があるんで、今度電話します」
うそつけ、3年前にもそんな事言ってたぞ。
でも、待ってます。


熊谷さん、高沢さん、松崎さんとよもやま話。
松崎さん25才。熊谷さん40才。僕は43才。
噛み合ないはずでも、噛み合う。
ロック好きで良かったね。
僕なんか薄くてすいません。まだまだ勉強します。


中目黒別れて、代々木に戻ってみる。
モーサムは一人、イサムくんいる。武井くん帰った、百々くん帰った。それもそうだ、こんな時間だ。
VOLAはみんないる。
中畑くん、お疲れさん。
キークルーの葉山くん、止めた車が車上荒らしにあって、明るくモジモジ困ってる。
アヒトくん、かっこいい。ちょいと違うオーラ出てると思う。それは大事。
VOLAの有江くんとイサムくんが昔々一緒にバンドやってた事を聞いて驚く。九州の血は濃いなぁ。濃すぎだよ。
さらに夜も更けてくる、それぞれ帰宅。
気がつくとVOLAの青木くんと話してた。
ポリスターの桜木さんなどなど、あの人とこの人、自分史とクロスしてるとこが多すぎて笑う。よく考えればダウニーなんだから、そりゃそ。
初めましてのような、なにか繋がってたような。


そろそろ朝もようで帰宅。
台所にゆで卵6個。
これは明日のサラダ用か。
ゆで卵ズキの僕は自分を止められず、大至急2個ぐい。
喉につまりながら、寝る。
「サラダのタマゴがたりない」明日の朝、怒られたら素直にあやまる。
それはとっても大事。


濃かった。