アシベでリドル

きょうは新宿のACBにいった。
こないだACBに行ったのはいつだろう。ずいぶんと前だったような。
新宿のリキッドルームのあったとこに近いという記憶はある。記憶も何も何回も行った事あるぞ。だいぶ行ったぞ。
しかし、見つからない。かなり何回も行った筈なのに見つからない。
ずいぶん前って何年前だ。
指折り数えてみるが足りない。
よくよく思い出せば20年程前だった。
ストリートスライダースを見にいった覚えが明確にある。
あれは僕が大学生だった頃だ。
そんなに昔なのか。つい最近のような気もするが。
そういえば僕が学生気分が抜けたのはつい5年程前だった。
子供が出来て、『もう、学生じゃないんだ。大人になんなきゃ』って切実に思った。遅っっ。

そんなに行ってないなら、まぁ覚えてなくてもしかたあるまい。
先に行ってる千田くんに電話してみる。「場所分かんないんだけど」
千田くんは苦笑しながら迎えに来てくれた。いいヤツ。社長だからしょうがなかったのかも。すまん。

ようやくついたACBは地下だった。
えっそんな。僕が知ってるACBは確か3階か4階だったぞ。
うちの若いモンは皆、そんな時代の事しらないと口を揃えて言う。
いやいや、でも確かにそうだった頃もあるんだよ。誰も分かってくれない。
我が社の副社長のケンジはきっと分かってくれるだろう。つーか、一緒にスライダース行ったよね。行ったよね。ハリー怖かったよね。あれ、まぼろしじゃないよね。
確かにそんな頃は実在した。

さてさて、RIDDLEは20代前半もいいとこの若々しいメロコア
へぇ、最近のパンクでは4ピースも増えてんだ。などと思うまもなく演奏が始まって終わる。
ほぉ。これはいいでないか。
ダイマスがメロコア?などと自問自答。そんな自問自答するお前は誰だと二重つっこみ。
でもさ、ロックだし。
ロックなんだから、別に守備範囲でしょ。
資料のCDRよりもずっとパワフルで、ライブに切れがある。シャープなんだよなぁ。
若いっていいねとかそんな次元でなく、可能性を感じる。

ANTI-FLAGというアメリカのバンドが日本公演でのフロントアクトを探してるらしいって事だったので、送ってみた。なんだろな、姿勢としてフロントアクトつけるってのが、あるんだろう。
アメリカではコンサートにフロントアクトがあるのはごく当たり前の事で、恐ろしく沢山のバンドがフロントアクトでチャンスを掴んだりする。そうして階段を上がったバンドは、自分がそうしてもらった様に、今度は誰かにチャンスを与えるって事をする。
このへんの『音楽がしてくれた事を音楽の為に返す』って感じは日本のアーティストも見習った方がいいと心底思う。

で、送ってみた、RIDDLE。
本人が聞いてくれたのかエージェントが聞いてくれたのかは不明だが、決まっちゃった。公演詳細は→http://www.creativeman.co.jp/index.html
人にすすめておいてなんだが、今日始めてRIDDLE見た。
良かったので良かった。
すすめておいて、フロントアクトも決まって、ライブがさんざんでは泣くに泣けない。
見てもないのに無責任でないかとはいうなかれ。僕が見てなくても僕んとこのスタッフが見てて真剣に「ゼッタイいっすよ」と言い切ればそれでいんだ。それでもういい。
なんだかんだ言って、そんな強運なとこも頼もしいでないか。
CDは春頃リリース。
代沢レコードではない。
そりゃそうだ。