音楽制作者連盟(FMP)

聞いた事ある?
音楽制作者の連盟だよ、固いネーミングだねぇ。連盟だもんね。
略すと音制連
なんだか圧力団体みたいに聞こえる語感。FMPのほうがいいみたい。でも意味が分かりにくくなるなあ。
別に悪口いいたい訳でないので、この辺で。
僕らも会員だし、大先輩も一杯いらっしゃる。
プロダクションや原盤制作会社の組合みたいなもんだと認識してるけど、あってるだろか。
今日はその、音制連主催のセミナーがあった。
セミナーに出る事なんて珍しいんだけど今回はダウンロードや音楽配信がテーマだったので、少なからず期待してた。
会場の青学会館のホールは盛況。やっぱみんな感心あるんだな。
大事務所はどうしてるか、小さい事務所はどうしてるか、代理店からの見方、法的にはどうなのか、それぞれの役割を持ったパネラーのチョイスもいい感じ。
「明日から使えます」って知識はないけど、心に残る言葉や考えるヒントが随所にあり、行って良かった。

「映画は、劇場公開、DVD発売、レンタル、衛星放送、地上派放送と一つのソフトを様々なタイミングで売っていく仕組みがキチンと出来ている。音楽ではそこまでの流れを作れていない」言い回しの細かい記憶は正確でないけど、そんな話もでて感心。
やるなぁ映画。なるほどねぇ。

「レコード会社が産業として確立したのは40年か50年そこら。演劇はギリシャ時代からあった」
これは言葉として面白い。なんかいい。

途中、質疑応答の場面があったのだが、誰も質問しない。
興味深い話だったんだけどなあ。
誰もって事は、僕も質問・発言してないんであまり人の事言えない。
実は少々遠慮してる。基本的にプロダクションの方が集まってるとこなので、レコード会社の僕が、なんか言い出すのもどうかなぁとは思ってるんで。まぁ考え過ぎなんだけど。
まわりには知った顔多数。とりあえず、いい話だったんだから、バンバン突っ込めなんて感想も胸の内に。