オルタネイティブ・サーキット

ART-SCHOOL踊ってばかりの国、polly
この3バンドで大阪、名古屋を回ってきて
いよいよ今週金曜日、11/30の渋谷 WWW X がこのツアーのファイナルとなります。

自分で企画しといてナンですが、
近来稀に見る好企画と思いますので、ぜひご来場ください。

寄せ集めでなくて、音楽的でも精神性でも、一本筋の通ったイベントを
東京単発でなく、ツアーでやりたい、
見てみたいと思って始めました。

メンツが変わらず、大阪、名古屋を巡ってみると、そこには新たな発見があり
それぞれのバンドにとってそれぞれのマジックが起こるという、
なんというか、やっぱライブって生なんだなぁという、シンプルすぎる感想に突き当たりました。
でも、ほんといいツアー回ってると思います。

当初、この3組のライナップを思いついたとき
「とてもいい組み合わせだけど、主催者として、段取りよく、気分よくツアーをまとめられだろうか、
 それその力量が自分あるんだろうか」と考えました。
というのは、三者三様にメンドくさいからです。
とくにボーカル。

悪口では決してないのですよ。
音楽に対する真剣さや、楽曲を作り出す人が持っている独特の繊細さ、長くバンドを続けていく信念の強さ、ずっと抱えている生きづらさ、それらが混ざり合ってるからアーティストなんだなって、
だから普通の人には出来ない演奏をして、曲を鳴らすんだなと。
三者三様の強烈な個性が同じ船に乗って、
さらに酒癖の悪さも加味されて、それを今時の軽い言葉で言ってしまえば、メンドくさいって言葉になっちゃう。ほんとはそうじゃない。そんな軽い言葉で片付けるのは、今風の悪い癖。これって天才に対するヒガミかもですな。

というわけで、大変そうなのは事実なんで、
実際やってみたらどうなんの、見にいく分には最高だけど、主催する身になったら後悔しないか
と自問自答していところ、
ウチの会社のスタッフのタマちゃんが、
「それはぜひともやってください、その組み合わせならワタシ行きます」
といってくれたので、決断することができました。
悩むよりやってみろ、試練を受け入れろってことですな。

なんか、音楽の中身よりも、周辺の話題と心情について語りたがるのがこの日記の悪いとこですが、
中身については、ほんと最高でオルタネイティブの真髄が繰り広げられる1日なんで、
ぜひどうぞ。


オルタネイティブ・サーキットへの思いを語る3組の対談はこちら
https://spice.eplus.jp/articles/216982

連休

今年のゴールデンウィークはいっぱいあったなあ。
アラバキ、あったかくてよかった。つか、暑かった。
[Alexandros]いい感じで堂々としたステージだったなぁ。

後半はVIVA LA ROCK。
やっぱテレフォンズは楽しいんだなぁ。
忘れてたわけじゃないけど思い出した。VIVA LA ROCK側の全面協力で、てんこ盛でやりたいことやらせてもらってありがたい。

tetoの旋風感というか、なにか始まる熱気はいいね。
あと、銀杏。なんか怪物化してる。

連休最後はリキッドルームでつばきのイベント。
みんないい歌うたってたなあ。
しみじみいいイベントでした。

55 daimas おえて

先日、1/29と1/30にリキッドルームで『55 daimas』というイベントをやらせてもらいました。
恥ずかしながら55歳の誕生日前夜祭と誕生日当日です。
スタッフには、絶対に表にでてこなくて裏方に徹する美学を持っている人もいるし、
積極的に露出して、アーティストや自社のブランディングをしていく人もいます。
どちらにも魅力はありますし、素敵な生き方、仕事の仕方と思います。
さてさて、自分はどうありたいんだろうと、55にもなって考えるわけです。
今まではどうだっけ。これからはどっちなんだろーなーと今更。
今更そんな事を考えるってとこに、若さを感じてもらえれば幸いです。
そんなこんな迷ってて、50歳ちょうどのときも、そのあとも、うちわでパーティやってもらったりにとどめていたわけですが、
なんかもう、どういうのいいかなーって突然おもって、
55歳という中途半端な記念日にイベントやろうと思ったんです。
「会いたい人には会える時に会う」そんな気持ちを込めました。

最初はひとりで、リキッドルームにいって、ブッキングの東田くんに
1/29って開いてる?って聞いたの。29日は前日だけどこの日は日曜だからいいなっておもって。
で、いやあ29は埋まってます、30なら って事になって、よし月曜だけど当日だからそこもらう!
ってことになって、いろいろあって、結局、制作はヴィンテージの若林さんにに願いした。
そしたら、「あら、29日は僕が押さえてた日なんで、2日つなげて2デイズにしましょうか」といわれて驚いた。
あらま、若林さんががもってたの!?
へぇーそんな事あるんだ、奇遇なだなぁと思ったわけです。
仕事の場面で感じるけど、努力に努力、無理に無理重ねてなんとか達成できる仕事もあるんだけど、
その一方、するっと一本の糸ひいたらあれよあれよというまに、するすると結び目がほぐれて、奇跡みたいにスムーズにいく事もある。
そんな事を感じて、もう始まるまえからこれは絶対楽しくなると興奮してました。

2017年1月29日(日)
五十嵐隆syrup16g)/金井政人&柿沼広也(BIGMAMA)/木下理樹ART-SCHOOL
ホリエアツシストレイテナー/ent)/百々和宏MO’SOME TONEBENDER
ヤマジカズヒデdip)/石毛輝lovefilm)/越雲龍馬(polly)

2017年1月30日(月)
出演者:ART-SCHOOLlovefilm/きのこ帝国/syrup16g


それぞれそアーティストが、特別な気合いと意図をもって演奏してくれて、
涙ものでした。

当日のことは、ものすごく覚えているようで、ところどころ大きく記憶が抜けていて、つまりは幸せだったわけです。
当日に飲むか飲まないは、主催として、またホストとして、あるいは祝われる身として、どういうのがいいんだって、
一週間前から考えていた重要なテーマだったのですが、
ま、始まっちゃえば、もう楽しくてしかたなくて、やっぱ知らない間に飲んでました。
だいぶ、すすみましたなー。

何日かたって、「僕、大丈夫でした」と一応聞いてみましたが、みなさん、いい日だったと言ってくれたので、安堵しております。
ほんと大好きな人たちに囲まれて、素敵な誕生日でした。まだ、あと軽く10年仕事ができそうな元気をもらいました。
友達でもありますが、仕事もしている僕らです。今後も仕事のうえでも、ちゃんとお返ししていきたいなぁとそんな野望も僕の仕事の次の季節の原動力になりました。

55歳とは、半端な年ではありますが、このイベントを経て、これまで来た道を再確認できたこと、次の10年に向けてあらたな意欲が沸いたことは、大きな喜びです。新鮮な気持ちで2017年以降を生き、仕事に励もうと思いました。

来てくれたお客さん、出演してくれた、アーティストにはもちろんですが、
自分の誕生日だからって、独断専行で秘密ギグみたいに内緒で一人で進めてたにもかかわらず、快く協力してくれたUK.PROJECTのスタッフに感謝しています。この場を借りて、ありがとう。


(これ、社内の新聞に書いたもんなんですけど。なんか見てもらいたくって転載しました。)

55 daimas

ずっと若いつもりでいましたが、55歳がせまってきました。。
学生の時に、自分が本当に好きだと思ったバンドに声をかけて学園祭を企画したのが僕のキャリアの最初でした。
いやー、ぶらぶらとぼんやりとしていた、僕を拾ってくれたUK.PROJECTに感謝です。
ずっと以前から、誕生日記念でなにか大ががりなことをやるのは恥ずかしかったのですが、もうそろそろ恥ずかしいとか恥ずかしくないとか言っている場合でもないのかなと最近思いました。
僕も一応社長なんで、声がけしたら断りにくいアーティストもいるかもなぁなんて、思ってもいました。
なんか傲慢に見えたらいやだなぁとも。
でも、人は必ず老いていくものだし、出会ったら別れるものだし。会えると思っていた人が突然いなくなるってことをここ数年、いやというほど体験しました。
別にしんみりした話ではなくて、とにかく会える時に会おう、楽しめるうちに楽しもうと思いたちました。
この仕事につきたいと思った原点に戻って自分が大好きなアーティストに声掛けして素敵なイベントをやるということをもう一度やろうと思います。
50でも60でもなく、55歳というのが何か中途半端で似合っているのではないかと思います。
動機は極私的ですがラインナップは一流です。それぞれの出演者が奏でる音楽を楽しんでください。
なお、イベントタイトルの直球具合、ダサさ具合は、自覚してますのでつっこまないでください。
自分で始めたことでも命名権のないこともあるのです。そんな体験も新しいです。まさに“Another year of experience” 歳をとることは新しい体験に出会う事でもあります。

1日めのラインナップですが、
ほんとみんな出演を快諾してもらってありがとうです。
代沢レコードは、うたとギターのレーベルなんでそんな1日になると思います。
昔からの友達です。
and more はまた後日、結構インパクトありますよ。お楽しみに。

2日めは僕自身もものすごく楽しみです。
シロップとアートが対バンするって、何年ぶりなんでしょうか。
そこに割って入る、きのこと lovefilm。あーもう。
きのこ帝国はもう単純にファンです。もう、大変です。
lovefilmは当然、盟友です。

とにかく、おまちしてます。


【公演概要】
タイトル:55 daimas “Another year of experience”
会場:恵比寿LIQUIDROOM

2017年1月29日(日)
OPEN/START 16:45/17:30 
出演者:金井政人&柿沼広也(BIGMAMA)/ホリエアツシストレイテナー/ent)/百々和宏MO’SOME TONEBENDER)/ヤマジカズヒデdip)/越雲龍馬(polly)/and more…

2017年1月30日(月)
OPEN/START 17:45/18:30 
出演者:ART-SCHOOLlovefilm/きのこ帝国/syrup16g

おいサブカルって

映画の「君の名は」見たかって、そりゃもちろん見たんだけど
そろそろこの頃は空いて来たんじゃないかって
もう一回みたいなぁと。

以前、娘たち二人も見たいって行ってたんだけど、
タイミング合わず、僕一人でオールナイトで見たことを思い出した。

今週末行って見る?
って聞いたら、
いかないっていう。
なんで?
そんなに流行ってるものもういかないって 。

なんじゃそりゃ。おまえらはなんのつもりなんだって
聞いたら。
どっちかっていうとサブカルなんで
って答えられてカチンと来て、
サブカルは我が家では禁止だ。オルタナティブとかインディペンデントならまだ許す。
って怒って見たら、娘たちに無視された。
とてもしょんぼりした。

「君の名は」に関係なくてごめん。

夏フェスの限界

いやぁ、年々暑くなりますね。
さすがに北海道のライジングは気持ちよかった。
RIJFの一週目はものすごく暑かった。
二週目は少しだけ過ごしやすくなったけど、それでも猛暑は猛暑。
モンスターバッシュも暑さはきつかったなぁ。
ほんともう、立ってるだけで大変。

あ、別に苦情言ってるわけじゃないですよ。
晴れてよかったですよ。雨だと、見に行く方も、主催者もものすごく大変だもんね。
晴れたら晴れたで、文句言って、雨なら雨で泣き言うんです。僕ですね。

とんでもない暑さの中、若者たちは楽しそうで、どこからそんな元気が湧いてくるんだと感心するばかり。
元気じゃない人は、ほんの少しの日陰に群がったりで、見えてないその場所が混雑したり。


でもですね、年々暑くなってる。暑さが増してる。
これは自分が年取ってきたってことかと思っていたら、そうでもなくて、実際に気温も上がってるんだよね。
赤道直下の国から来た人は耐えられるのかな。でも湿気が違うような。
アラスカから来た人は30分くらいで限界くるんじゃないあだろか。

とまぁ、そんなこと、誰かと話してたんだけど、何年かのちには真夏に野外って限界くるんじゃないかと。
春とか秋とかが主流になる時代もくるんじゃないかな、野外に関しては。
真夏にやるってことが気分があがるのはもちろんわかるけど、
でも、人間の限界もあるような。倒れちゃだめだよね。楽しむためにいくのに。
夜だけとかね。オールナイトは気持ちいいよね。

あ、別件だけど甲子園もナイターどうでしょか。門外漢ですが。